泉ピン子、放言キャラ全開で顰蹙も女優としては高い評価
#本多圭 #泉ピン子
近年、数々の言動で物議を醸している女優・泉ピン子。
昨年11月末には、ゲスト出演したラジオ番組で、かつて自身が出演していたNHK連続テレビ小説『おしん』をめぐり、「おい! NHK! 金払え! “世界の金”払え! 世界の金を払ったら、私はいつでも引退する」と、同作品が世界各国で放送されたのに対しての報酬がないことへの不満を爆発させたことが波紋を呼んだ。さらに今度は、2月26日放送の情報バラェティ番組『ぽかぽか』で、過去に自身が行った号泣会見について「橋田壽賀子が泣けって言うから泣いた」と発言して、関係者を呆れさせている。
「番組では、昨今の芸能界の不倫や性加害問題をとりあげたのですが、そこでゲスト出演していたピン子が、『不倫はダメでしょう。ウチはやっちゃったけど』と、過去に自分の夫の不倫が問題になった時のことを話し出したんです。そこまではよかったのですが、直後、当時ピン子が行った会見について、『橋田寿賀子が泣けっていうから泣いたら失敗だった』と言い出したんです」(放送ライター)
1989年、ピン子は、当時勤務医だったTさんと結婚したが、その後、Tさんの浮気と隠し子が発覚。会見を開いたピン子は、「悲しいけど、許しています」と号泣したが、これについて、ピン子は、「橋田寿賀子が泣けっていうから泣いたら失敗だった。(会見後に世間から)叩かれて。なんで私が叩かれるの。私がやったわけじゃないのに」「橋田先生がいろいろ考えて下さって思いっきり泣けって言ったのよ。最初、涙が出なくて、(想像で)いろんな人殺して泣いてさ。あれは本当に汚点だったわ」と語ったのだ。
「泣け」と指示したと名指しされた橋田壽賀子さんは、前述の『おしん』や、やはり国民的ドラマと言われた『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)などを手がけた人気脚本家。“女優・泉ピン子“の育ての親としても知られているが、2021年に他界している。
「橋田さんを“ママ“と呼んで慕っていたピン子は、“橋田さんの遺骨を持っている”“海洋散骨した”などと吹聴。橋田財団の関係者だけでなく、橋田さん同様、“女優・泉ピン子“の育ての親でTBSのプロデューサーだった石井ふく子さんも呆れさせ、石井さんに“嘘つき村の村長さん“と酷評されました」(芸能リポーター)
海洋散骨については今も疑問は残ったままだが、今回の“号泣やらせ”発言についても、ピン子が所属していた事務所関係者は、「橋田さんに『泣け』と言われたなんていう話は、当時、聞いたことがない」と言う。
「橋田さんが存命中なら、事実はハッキリしますが、死人に口なしですからね。橋田さんの葬儀問題で周囲からバッシングを受けたからといって、亡くなった橋田さんをタメにする発言は許せませんよ」(前同)
また、元スタッフは、「『ぽかぽか』で、ピン子は『不倫はダメでしょ』なんて言っていましたが、そもそもピン子自身、『テレビ三面記事 ウィークエンダー』(日本テレビ系情報番組)のリポーターとしてブレークした頃、関西の人気漫才師だったNさんと不倫疑惑が持ち上がったことがありました。自分の過去のことはどう思っているのでしょうか」と振り返る。
ちなみに、当時、筆者は不倫疑惑の相手だったNさんを東京の収録現場で直撃取材したことがあるが、ノーコメントを貫いたNさんの、その時の狼狽ぶりは今も忘れられない。
前出の前事務所関係者は、「彼女は自分に不都合なことがあると、すぐ正当化する」と呆れ顔だが、他方で、ドラマの現場では、“女優・泉ピン子”が再評価されているという。
「ピン子が2年ぶりにNHKドラマ『お別れホスピタル』に出演したんですが、そこでは、かつて国民的女優と言われただけのことはある、感動の名演技をみせたんです」(ドラマ関係者)
『お別れホスピタル』でのピン子は、大病で性格が変わってしまった夫に寄り添い、人工呼吸器による延命治療を選んだ妻役を熱演。視聴者のみならず関係者を唸らせた。
「バラエティ番組に出演して反感を買うより、ドラマだけに専念したほうが賢明なのではないでしょうか」(前出のドラマ関係者)
今後は仰天発言ではなく、名演技で話題を呼べるか。
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