自民党・茂木幹事長「吉野家」480円の領収書ほか、週刊誌注目の10記事
#週刊誌スクープ大賞
今週の注目記事・1「『茂木幹事長』の卑しい『政治資金規制法違反』容疑」(『週刊新潮』3/21日号)
同・2「森喜朗 疑惑の四千万報告書と派閥復活『次は福田派』の悪だくみ」(『週刊文春』3/21日号)
同・3「『鳥山明』謎のベールに包まれた“地元愛生活”」(『週刊新潮』3/21日号)
同・4「『麻生太郎副総裁』はなぜこんなにエラくなったのか」(『週刊新潮』3/21日号)
同・5「小室圭さん&眞子さん 後見人が破産手続き開始の大ピンチ」(『週刊文春』3/21日号)
同・6「相撲協会速攻で『宮城野部屋』閉鎖へ」(『週刊新潮』3/21日号)
同・7「松本人志VS.告発女性 すべての疑問に答える」(『週刊文春』3/21日号)
同・8「教養としての『山口組』」(『週刊ポスト』3/29日号)
同・9「緊迫ルポ 春節に摘発された中国人専用風俗に潜入」(『FRIDAY』3/29日号)
同・10「超速報 大学合格者高校別ランキング 東大京大」(『サンデー毎日』3/24日号)
【巻末付録】ポストのSEXYグラビアを採点する!
今週は現代がお休み。
先週末に大谷翔平の妻の写真と実名が公開され、テレビのワイドショーはその話題で独占されてしまった。
それを吹き飛ばすほどのスクープが無かったので、今週は順位なしでいく。
まずは、これまではほとんど取り上げなかったサンデー毎日の「東大・京大ランキング」を見て見よう。
難関大人気が高まった2024年度入試(24年4月入学)だが、東大の志願者も前年を126人上回る9432人となったという。
だが、文科類は全体で40人減り、理科類は、理Ⅱと理Ⅲの志願者が減少したが、理Ⅰが大きく増え、全体では166人増となったそうだ。
文科類の減少の背景には、受験生の学部志望動向の変化があると駿台予備学校入試情報室部長の石原賢一はこういっている。
「官僚や法曹界の現状を見て、職業としての魅力を感じない受験生が増えている。東大文科類の優位性が感じられず、志願者が減少しているのでしょう。難関大を目指す受験生の中では理系志望の成績上位層が増える一方、文系は最上位層こそ減っていないが、全体としてレベルが下がっています」
へえ~レベルが下がってきているのか。
「東大が多様性を目指すもう一つの側面は、学内に占める女子比率のアップ。この点でも、24年度はやや後退したようだ。24年度の女子合格者数は、前年を71人下回る582人。合格者に占める割合は、過去最高だった前年を2・4ポイント下回る19.4%だった」(サンデー毎日)
24年度の東大合格者数ランキングを見ていこう。
1位は43年連続の開成で合格者は149人。2は前年より合格者が19人増え、同校として過去最多の97人が合格した聖光学院。00年以降、東大の合格者数ランキングでベスト3に入ったのは、開成、灘、筑波大附属駒場、麻布、学芸大附属、桜蔭だけで、聖光学院は、これらの学校の仲間入りを果たすことになりそうだという。
やっぱり開成が強い……か。まあ私には関係ないけどね。
お次はFRIDAYから。
2月22日、池袋の個室マッサージ店が警視庁池袋署の摘発を受け、日本国籍と中国籍の経営者5人が売春防止違反(場所提供)で、中国人女性従業員1人が入管法違反で逮捕されたという。
同店は1年で数千万の売上があったという。
この店は在日中国人の間ではよく知られた特殊なマッサージ店だったそうだ。
都内で広告代理店業を営む在日中国人Xがこう明かす。
「摘発を受けた風俗店は『狼友』という名前で、10年ほど前から池袋で営業していました。当時の料金は本番アリで60分1万円。店内の小部屋かホテルなどに女性を呼び出して遊ぶシステムでした。一番の特徴は日本人お断りという『中国人客限定』の店であることです」
中国人専用にすることで、日本の警察に違法営業の実態がバレにくかったようだ。「チャイニーズマフィアの資金源になっている」との情報が寄せられたため、摘発されたという。
実は、FRIDAYは2019年10月に、ここの潜入ルポを掲載していたという。
「女性はいくつかのランクに分けられ、最安値が60分1万2000円でした。最高値は60分で2万6000円。日本人や白人の女性も在籍しており、中国人女性よりも上のランクに位置付けられていた。ホームページや中国SNSのWeChatのほか、LINEのオープンチャットでも顧客からの予約を受け付けていた。『日本人さえ相手にしなければ、警察は動かない』と高を括っていたんでしょう」
こうした店は、全国各地にあるのだろう。
全然関係ないが、タイトルにある「緊迫ルポ」は「緊縛ルポ」にしたらいいのに。
さてお次はポストから。
こういう特集が読みたいと思っていたのだ。「教養としての山口組」っていいね!
三代目・田岡一雄山口組組長が芸能興行にまで手を出し、勢力を拡大させていったことはよく知られている。
美空ひばり、鶴田浩二、高倉健なども田岡と交友があった。
一和会との戦争、10年目に突入した分裂抗争などいくつものヤクザ同士の戦争を生き抜き、警察の厳しさを増す取り締まりにも潰されず、山口組は往時の組員数はないものの、いまだ暴力団最大の力を誇っている。
ヤクザに詳しいフリーライターの鈴木智彦は、今回の抗争は実質的にずいぶん前に終わっているとしている。
では、なぜ終止符が打たれないのか?
ターニングポイントは2019年に六代目の司令塔である高山清司若頭が出所したことだったという。
高山の檄の下、分裂派の組員や組長への攻撃は苛烈を極めた。そのため、今や大企業である山口組と、分裂している組は個人商店主のような関係になっているという。
終戦処理が進まないため抗争は終わっていないが、山口組を牛耳る弘道会は肥大し、次の支配者は竹内照明三代目会長がなるのは既定路線だという。
だが、高山若頭は76歳だから、彼が亡くなれば、新たなトラブルが起こりうるそうだ。
久しぶりに山口組と警察組織の戦いを描いた『やくざ戦争 日本の首領』でも見て見ようか。
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