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『新空港占拠』公式サイト「隠し動画」に衝撃！怒涛の展開も最後は櫻井翔“武蔵”が怪しい？

2024/03/16 12:00

#新空港占拠

　櫻井翔が主演を務める土曜ドラマ『新空港占拠』（日本テレビ系）の第9話が3月9日に放送された。前回、武蔵（櫻井翔）が新たに開港した国際空港・かながわ新空港を占拠した集団「獣」に人質にとられた人々の救出、そして妻・裕子（比嘉愛未）の命を救うため、かつて裕子が大河（ジェシー）の家族を助けられなかった“罪”を暴いた。裕子を解放し安堵したのも束の間、今度は警察側の岩槻（白石聖）が「獣」最後の1人である「犬」であることが明らかになる。岩槻は武蔵の身体に爆弾を仕掛け、「獣」のリーダー・悠月（高橋メアリージュン）は武蔵の姉である二葉（奥貫薫）に「武蔵の兄･健一の失踪の真実を話せ」と問い詰める。

　武蔵と二葉という人質をとられた警察本部。岩槻は「私が獣になった理由を突き止めてください。制限時間は1分」と突然のタイムリミットを告げる。志摩（ぐんぴぃ）が急ぎリサーチした結果、若槻は丹波管理官（平山浩行）の殺された妻の妹だった。

　一方の二葉はというと、本庄（瀧内公美）が30年前に失踪した武蔵の兄・健一の失踪前の事情を知る元上司に聞き込みを行ったところ、失踪理由だった「クレームに精神を病んだ」という報告内容は警察側の捏造疑惑が出た。その強権を発動できるのは政財界に大きな影響力をもつ事件の黒幕「山猫」しかいない。ここから二葉と健一、そして「山猫」が一本の線でつながっていく。二葉はかつて政治家である北見（手塚とおる）の秘書だったのだ。健一は「山猫」の関わる陸奥建設について調べ不正を突き止める。告発すると聞かされた北見は、口封じのため健一を襲う。その場に居合わせた二葉は幼い武蔵を守るため北見の共犯となるのだった。当時の凶行に加えて、他者の命がかかっていても口封じをしようと試みる北見。どこまでもクズなキャラクターである。

　そして、「獣」のリーダー「龍」悠月の過去も明らかになった。なんと健一の娘だったのだ。母は健一失踪後に二葉から距離を置かれ、健一の行方を追いながら悠月と双子の妹・駿河（宮本茉由）を生んだ。武蔵と悠月、対峙してきた二人はまさかの親族だったから驚きだ。兄を突然失った武蔵は、2人のつらさや孤独は痛いほどわかるはずだ。血のつながりができた以上、最終話では単なる逮捕劇になりそうもない。

　次回で最終回を迎える『新空港占拠』だが、大きな謎を2つ残している。「かながわ新空港」の秘密と「山猫」の正体だ。悠月いわく、「かながわ新空港」には最後の“嘘”が残っているという。「山猫」が暗躍して作ったこの新空港の地下には「ネオメタン」なる物質があり、資源的価値の高さから発覚すれば海外に奪われるか潰されるというとんでもない代物だという。それを覆い隠すためにわざわざ赤字確実の空港を作ったというのだ。ただ、「ネオメタン」はどのように活用されているのか。誰が利権を握っているのか。それは最終回で判明することだろう。

「獣」の一部メンバーは逮捕され物語の大半は片付いたが、まだ「山猫」という巨悪が残っている。残るは二葉くらいしか候補がいない。北見とのつながりがあった以上、初代「山猫」との接点もあるはずだ。悠月と駿河の生い立ちを知り懺悔していたが、いまだ隠し続ける本性があるとすれば驚きの展開になるだろう。

　一方で新たな情報も。公式サイトではタイトル「拠」付近に描かれた猫の足跡をクリックすると「隠し動画」を見ることができる。第1話から第9話まで出てきたさまざまな文字を並べると「THE TRUTH that comes AT THE END of this occupation incident is that wild cat is actually Saburo Musashi」となる。要は武蔵が「山猫」ということになる。そんなことがあるのだろうか。

　ここまで視聴者の関心を引いてきた『新空港占拠』。次回が最終回である。