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大谷翔平、メディアコントロールも超一流! 「妻の写真公開」にみる羽生結弦との違い

「ドジャース公式X(@Dodgers)」

 大リーグ、ドジャースの大谷翔平の「妻」の写真が球団公式SNSなどで15日に突然公開され、日米のファンやマスコミが騒然となった。ほとんど素性が明かされていなかったのに「さらっと写真公開」となったことで、メディア制御の見事さが際立ち、プロフィギュアスケーターの羽生結弦との「大きな違い」が浮き彫りになっている。

 ドジャースの公式X(旧Twitter)は15日、開幕シリーズのために韓国へ向かう大谷が飛行機の前で女性と一緒に撮影した写真を投稿。キャプションで「大谷選手と彼の妻が韓国へ向かう前の写真」と明言した。

 同日、大谷もInstagramのストーリーズで、同じ女性やチームメイトの山本由伸、通訳の水原一平さんらと撮影した写真を、韓国語で「待ち遠しい」というメッセージを添えて投稿。大谷は女性について言及していないが、球団公式SNSが「妻」と断言したことから、先日入籍を発表した結婚相手だとみて間違いないだろう。女性は身長193センチの大谷と並んでもさほど差がない長身で、180センチ近くありそうに見える。

 かねてから、大谷のお相手は元バスケットボール選手の田中真美子さんではないかと騒がれていたが、今回の写真公開によってアメリカや韓国などの海外メディアは「大谷の結婚相手はバスケットボールのスター選手だった田中真美子さん」などと実名で報道。日本でもSNSで「田中真美子さん」がトレンド入りした。

 結婚相手をめぐっては、大谷が2月末に結婚を発表した際の囲み取材で、お相手について「いたって普通の日本人の方」などと言及したのみで、素性は明かされていなかった。しかし、世間やメディアの関心は高く、複数の週刊誌が妻を特定しようと動き、テレビ業界でもオファー合戦が始まり、一部のキー局が「大谷の妻をテレビに出せたら金一封を出す」と局員にはっぱをかけたとも報じられた。

 報道が過熱しそうになっていたところに「さらっと」写真が公開されたことで、世間やメディアの「知りたい」欲が満たされ、結婚をめぐる騒動は沈静化しそうだ。この状態なら大谷は余計なことに煩わされず、野球に集中することができるだろう。妻のプライバシーに配慮しながらマスコミをうまく制御するという、完璧な対応といえそうだ。

 この対応と対照的だったのが、羽生結弦の結婚発表だった。昨年8月にSNSで結婚を突如発表したが、結婚相手との馴れ初めや交際期間、年齢、性別、国籍、一般人かどうかもすべて情報が伏せられた。お相手への配慮とされたが、会見やメディア対応も一切なかったことで「どんな女性なのか」と探るマスコミの報道が過熱した。

 羽生が昨年11月に超スピード離婚すると、お相手がバイオリニストの末延麻裕子さんだったことが確定的に。末延さんは結婚に伴ってバイオリニストを引退していたが、結婚中もひそかに演奏活動をしており、離婚後に即復帰に向けて動いたことから「表舞台から去ったのは末延さんの本意ではなかったのではないか」との指摘が。つまりは、羽生が妻の素性を隠したのは「お相手のためではなかったのでは」との疑惑を生むことになった。

 そうした経緯やメディア対応がなかったことで批判的なスタンスのマスコミが増加し、離婚後にバッシングが発生するなど、結果的に自分の首を絞めるような形になってしまっている。

 一方、大谷は先述したように妻のプライバシーに配慮しながら、結婚発表後には囲み取材の場をもうけ、スポーツ専門誌で結婚について語る独占インタビューにも応じた。取材に応じてはいるものの、基本的にスポーツ担当記者しか取材できないので、芸能記者のような「えぐい質問」は飛ばない。さらに写真も公開したことで、SNSでは「お似合いすぎる!」の大合唱が起きており、世間やマスコミは祝福ムード一色だ。

 大谷は誰もが認める世界トップクラスのアスリートだが、メディアコントロールにおいても「超一流」といえそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/03/15 15:00
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