『笑ってはいけない』正式終了報道…千鳥・大悟、日テレが囲い込みで後継番組に現実味
#日本テレビ #フジテレビ #千鳥
日本テレビが2006年から2020年まで年越し特番として大みそかに放送していた『笑ってはいけない』シリーズの打ち切りを正式に決定し、その後継番組のメインに千鳥の大悟を据える方向で動いていると報じられた。そうなれば、活動休止中のダウンタウン・松本人志の“後継者”に大悟が抜擢される格好となりそうだ。
発売中の「週刊現代」(講談社)が「大みそか特番『笑ってはいけない』シリーズが終了へ…『後継番組』のMCに挙がる芸人の名前」などと報道しており、記事によると『笑ってはいけない』は復活が望まれていたが、松本の性加害疑惑騒動が終了の決定打になったという。すでに水面下で後継番組の制作が進められ、大悟が企画・構成に携わり、千鳥がMCを務める同局系バラエティ『千鳥かまいたちアワー』の番組スタッフらがサポートする体制になるとされている。
『笑ってはいけない』シリーズは松本が企画・構成に携わっていたが、それに代わって大悟が日テレの年越し特番を担う形になり、実現すれば大悟は業界内で「松本人志の後継者」として認識されることになりそうだ。年越し特番は予算1億円超、放送時間5~6時間という『笑ってはいけない』と同規模の大型特番になるそうで、7月より収録に入る予定ということから、現時点で名前が挙がっている大悟が抜擢される可能性は高い。
報道を裏付けるかのように日テレによる大悟の「囲い込み」が始まっており、3月に終了する深夜バラエティ『午前0時の森』の後継番組として、4月より大悟がMCを務める『大悟の芸人領収書』(月曜23時59分~)と『開演まで30秒!THEパニックGP』(月曜24時29分~)の放送が決定。過去に単発で放送された番組が同時にレギュラー化する形だが、深夜帯とはいえ、連続する2番組のメインを同じタレントが担当するのはかなり異例で特別待遇といえそうだ。
日テレは11年連続で大みそかの民放視聴率トップを獲得していた『笑ってはいけない』シリーズの休止後、2021年からナインティナインらをメインにした大型お笑い番組『笑って年越し!』シリーズを放送しているが、視聴率は大きく落ち込み、テレビ朝日系『ザワつく!大晦日』に民放首位の座を奪われた。そのため、局内でも『笑ってはいけない』の復活を期待する声が根強くあったが、少なくとも数年単位といわれる松本の活動休止で当面は不可能に。そのような事情から「ポスト松本人志」として大悟に白羽の矢が立ったのだろう。
大悟に「ポスト松本人志」を期待しているのは日テレだけでなく、フジテレビはトーク番組『酒のツマミになる話』でメインMCを務めていた松本のポジションに大悟を起用。こちらは収録前日に松本の活動休止が発表され、急きょ抜擢されたという事情があるが、それだけテレビ関係者が大悟を信頼している証拠ともいえる。となれば、日テレが「大悟に大みそかを任せたい」と考えても不思議ではない。
大悟は日テレのオファーに対して「既存の番組を超える企画の実現」という条件を出したと伝えられており、かつてない思い切った年越し番組になりそうな気配。ただ、ナインティナインらが『笑って年越し!』シリーズで苦戦していることからも分かるように、圧倒的な人気を誇った『笑ってはいけない』に匹敵する番組を制作するのは至難の業だ。それだけにもし成功すれば、大悟が「ポスト松本人志」としてお笑い界のトップに上り詰める可能性もありそうだ。
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