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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 斎藤佑樹『news every.』のキャスター就任に賛否

斎藤佑樹『news every.』のキャスター就任に賛否「報道はプロに任せて」「違和感ない」

日本テレビ/『news every.』番組サイト

 元プロ野球投手で実業家の斎藤佑樹氏とモデルでタレントの桐谷美玲が、今月25日からリニューアルされる日本テレビ系の夕方のニュース番組『news every.』の新キャスターに就任することが発表された。斎藤氏はキャスター未経験で畑違いに思えることから、このキャスティングに視聴者から疑問の声が集中している。

 『news every.』は、番組の顔だった藤井貴彦アナがフリー転身と同局系『news zero』のキャスター就任に伴って卒業。25日から鈴江奈々アナと森圭介アナのWメインキャスター制になると発表されていたが、これに加えて斎藤氏が月曜と火曜、桐谷が水曜と木曜にキャスターを担当する。

 斎藤氏はスポーツ担当などではなく「ニュースキャスター」としての出演となるそうで、同局によると「大逆転家族!」という企画で自ら毎月取材に出て、「赤字で閉店間際からV字復活した家族経営の料理店」「一度は閉業したが、大逆転で復活した老舗企業」など、発想の逆転でピンチを乗り越えた“家族の物語”に迫るという。

 現在、斎藤氏は同局アナウンサーOGで日テレ学院学院長の豊田順子さんの指導を受け、約2ケ月にわたって「原稿を正しく読む」「分かりやすく伝える」といったアナウンス技術を特訓。斎藤氏がニュースの「原稿読み」をする場面もありそうだ。

 斎藤氏といえば、高校時代に「ハンカチ王子」として甲子園を沸かせた存在。テレビ朝日系『熱闘甲子園』でMCを務めたことはあるものの、ニュースキャスターは初挑戦で大きな話題になりそうだが、視聴者の反応は芳しくないようだ。

 ネット上では「スポーツ担当ならまだしも、斎藤佑樹にニュースキャスターやらせる意味が分からない」「有名だからって元野球選手やタレントを安易にキャスターにしてたらテレビ離れが起きるのも当然」「斎藤佑樹はプロ時代の実績に比べると引退後の推され方が異常」「人選が謎すぎ……報道番組ならキャスターはプロの人に任せてほしい」などと疑問の声が続出している。

 桐谷に関しても「報道番組になぜタレントを出すのか」といった意見はあるが、彼女は6年半にわたって『news zero』の火曜キャスターを務めた経歴があるため理解を示す声も少なくない。だが、キャスター未経験の斎藤氏については起用の唐突感が強く、反発や困惑の声が目立っているようだ。

 その一方、斎藤氏に対しては「元バドミントン選手の陣内貴美子さんがずっとキャスターやってる番組だから別に違和感ない」「さわやかだからキャスターは合ってそう」「斎藤佑樹はこういう仕事やってほしいなと思ってたから、嬉しいね」といった好意的な意見もあり、賛否両論となっている。

 未知数な部分も多い「ハンカチ王子」のキャスター挑戦。日テレにとって『news every.』は、激戦区として知られる平日夕方の時間帯で視聴率トップを独走する報道の看板番組となっている。安定感があったがゆえに、リニューアルによる変化をきっかけに視聴者離れが起きる恐れもあり、斎藤氏起用の成否は番組の今後に大きな影響を与えそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/03/12 15:00
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