アクション俳優・坂口拓、主演作上演中止で『キングダム』への影響は…
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あの映画への影響は?
東京・渋谷区の映画館「ユーロスペース」が、公開を予定していたアクション俳優・坂口拓主演映画『1%er ワンパーセンター』の上映中止を決定した。背景には映画監督・園子温氏の性加害報道が影響しているという。
「園氏は2022年に自身の監督作品への出演と引き替えに、女優らに性的関係を迫ったことが週刊誌に報じられています。その飲み会に女優らを招いて園氏と引き合わせた人物が坂口だった。いわば、松本人志騒動におけるアテンド芸人の立ち位置です。園氏の件は性加害を告発した女優が自殺していることもあってか、今回の上映中止の直前には『スタッフ有志一同』なる映画関係者が『未だ決着がついていない』と、坂口の主演作上映に反対する声明を発表。映画『カメラを止めるな!』(2017年)などで知られる上田慎一郎監督や女優の山下リオも上映を決定したことに疑問を呈していました。こうした声にユーロスペースの支配人も『私が判断を誤りました』と謝罪、上映が中止されることとなりました」(映画ライター)
坂口が「NG俳優」となったことで懸念されるのが映画『キングダム』(19年)への影響だ。
「同名漫画を実写化した本作は、興行収入57.3億円を記録し、2019年実写邦画No1ヒットに輝きました。ラスボスキャラの左慈役で出演した坂口は異様なまでの殺気を放ち、原作ファンからも『完成度が凄かった』『動きが速すぎて剣が見えなかった』と絶賛されたほど。7月12日には実写第4作目となる『キングダム 大将軍の帰還』の公開を控えていますが、今回のタイミングでは宣伝を兼ねた地上波放送は難しいでしょう。これまでのエンタメ史を見れば、『NG俳優』が復帰するには、わかりやすい禊が必要。しかし、坂口は無実を主張しており、そういう場を作るのも難しそう。しばらくNGが解除されない可能性もあり、『キングダム』が地上波でお蔵入りにならなければいいのですが……」(前出・映画ライター)
園氏は週刊誌を提訴、今年に入って和解しているが、坂口の“出口”はどこになるのだろうか。
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