フジテレビ『逃走中』炎上&謝罪で思い出す…野田クリスタルの“真っ当”発言
#フジテレビ #野田クリスタル #逃走中
ゲームバラエティ番組『run for money 逃走中』(フジテレビ系/以下『逃走中』)の撮影が警察沙汰になっていた問題。フジ・メディア・ホールディングスの連結子会社で、同番組を制作するフジクリエイティブコーポレーションが3月6日、公式サイトに謝罪文を掲載した。
『逃走中』は、逃走者たちが限られたエリア内でハンター(追手)から逃げ、賞金獲得を目指す内容。近年、元日や大みそかの特番としても放送されている。
今回の騒動は、とあるXユーザーの男性が2日、『逃走中』の撮影により自宅マンションの入り口が塞がれ、敷地内でも勝手に撮影していたなどと訴えたことが発端。
同日付のニュースサイト「まいどなニュース」によると、この男性は撮影クルーの機材などが置かれていたせいでマンションに入れず、さらに歩行者の妨げになっていたことから、スタッフに道路使用許可書を確認させてもらったそう。
すると、許可されていた場所と撮影場所がずれていたため、撮影を中断するよう伝えると、スタッフは「みんなの道路だから撮影してもいいんです」「一般の方々と我々は違うんです。静かにしてください」などと意に介さず。男性が警察に通報したところ、同様の通報がすでに入っていたという。
『逃走中』騒動で「一般の方々と我々」がトレンド入り
この報道を受け、ネット上でテレビスタッフの特権意識に批判が相次ぎ、Xでは「一般の方々と我々」というワードがトレンド入り。
この事態を受けて、フジクリエイティブコーポレーションは公式サイトで「撮影現場の近隣住民の方にご迷惑をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます。今後このような事の無いよう、スタッフの指導を行うとともに徹底してまいります」と謝罪。
しかし、ネット上では「迷惑かけないのは当たり前。それより『一般の方々と我々は違う』と言ったのか、はっきりしてほしい」と納得がいかない様子の人も散見される。
似たような騒動といえば、2022年に福島県など4県にまたがる尾瀬国立公園にて、尾瀬の木道で「只今NHKの番組の撮影中です。10分少々お待ちください」などと書かれたボードを持つ番組スタッフの写真がSNSに投稿され、大炎上。
公園側は木道を通行止めにするような撮影が行われることは把握してなかったといい、当時のNHKメディア総局長が「本当に申し訳ない」などと謝罪に追い込まれた。
野田クリスタル、「モラルがない人が多い」とスタッフに不満
SNSの普及もあって、こうした騒動はたびたび起きているが、過去には出演者側であるマヂカルラブリー・野田クリスタルが、ロケスタッフに苦言を呈して話題に。
21年7月放送のバラエティ番組『にゅーくりぃむ』(テレビ朝日系)では、野田を“スタッフへの不満をぶちまける特番”という偽番組の打ち合わせに呼び出すモニタリング企画を放送。
“スタッフへの不満”にまつわるエピソードを求められた野田は、「ロケとかで無茶苦茶するなとは思います」と切り出し、「スゴい(多)人数で商店街とか普通に歩くじゃないですか。こっちがヘコヘコして撮影すればいいのになって」と発言。
さらに、「(スタッフに)モラルがない人が多いですね。『撮影してるんで、どいてください』みたいなノリの人がいるんで。(通行人にとっては)俺らが邪魔者なんで」とロケスタッフの偉そうな態度に不満を漏らしていた。
これを別室でモニタリングしていたくりぃむしちゅー・上田晋也は、「笑いごとじゃないよ。大人として正しいことを言ってる」と野田を絶賛。
ネット上の視聴者からも、「人として当たり前のこと言ってるんだけど、できないスタッフが多くて本当に嫌なんだろうな」「普通の感覚を持ってるタレントがいてよかった」と反響を呼んでいた。
昨年大みそかから今年元日にわたって放送された『逃走中~お台場リベンジャーズ~』は平均世帯視聴率3.4%(個人2.7%、ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、近年は不調気味の『逃走中』。今回の騒動の影響で、さらなる視聴者離れを引き起こさないといいが……。
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