井上尚弥対ルイス・ネリ「5.6東京ドーム」正式発表! リングサイド席は30万円越えも?
#ボクシング #井上尚弥
歴史的瞬間に、立ち会わないわけにはいかないだろう。
6日、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が都内で会見を行い、5月6日にWBC同級1位のルイス・ネリと防衛戦を行うことを発表した。
その会場は、東京ドーム。ボクシング興行としては、こけら落としとなった1988年3月のマイク・タイソン対トニー・タッブス戦、90年のタイソン対ジェームス・バスター・ダグラス戦に続く3度目、実に34年ぶりの開催となる。
相手のネリは日本ボクシング界にとって因縁のボクサーだ。元WBC世界バンタム級王者の山中慎介に2度にわたってKO勝ちしているが、17年の1戦目の後には薬物検査で陽性反応、翌年に行われた再戦では大幅な体重超過を冒している問題児であり、井上に“敵討ち”を望む声も多いだけに、大いに盛り上がる興行になりそうだ。
またこの日はセミファイナルに井上尚弥の弟であるWBA世界バンタム級王者・井上拓真と1位・石田匠の指名試合が組まれ、セミセミでは先日WBA世界フライ級タイトルを獲得したユーリ阿久井誠悟の初防衛戦。さらに、元K-1世界王者・武居由樹の世界初挑戦試合もラインナップされている。
日本史上最多となる4試合の世界タイトルマッチが並んだビッグイベントだけに、チケットが争奪戦になるのも必至だろう。ちなみに東京ドームのボクシング興行のキャパシティは、90年のタイソン対ダグラス戦で5万1,600人と発表されている。22年のキックボクシング那須川天心対武尊は主催者発表で5万6,339人だった。今回も同規模の入場者数となりそうだ。
気になるのは、そのチケットの料金である。というのも、井上の人気の上昇にともなって最近のタイトルマッチのチケットが高騰しているのだ。
22年4月のノニト・ドネアとの再戦以降、ここ4戦の最前席(SRS席)チケットは22万円に設定されている。それ以外も、肉眼ではっきり試合の様子が見られる距離の席は、おおむね5万円以上という印象だ。この価格は、22年4月に行われた村田諒太対ゲンナジー・ゴロフキンと並んで、国内史上最高額である。
だが、今回の東京ドーム興行はこれまでのタイトルマッチとは一線を画す規模となる。さらなる高額化も予想されており、30万円を超える可能性もありそうだ。
多くのファン・関係者が「日本ボクシング史上最高傑作」と称賛する井上尚弥の価値は、まさに天井知らずといえそうだ。
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