セ・リーグ某球団に春季キャンプで「雑踏事故」隠蔽疑惑が浮上
#プロ野球
2月末までに12球団全てが春季キャンプを打ち上げた。今年も悲喜こもごもあった中で聞き捨てならない情報が飛び込んできた。選手とファンが絡んだ雑踏事故を、ある球団が隠蔽している疑惑が浮上しているというのだ。
情報をキャッチしたテレビ局スポーツ番組スタッフが説明する。
「事故が起こったのはセ・リーグ某球団の1軍キャンプ地で、2月上旬から中旬の春季キャンプ実施日に複数回発生していると聞いています。キャンプ地内では選手とファンが容易に近づける場所があって、そこで有酸素運動トレーニングを終えた選手がファンサービスをしている時に事故が発生したようです」
実際に事故が起こったとされる現地を知る地元関係者によると「選手とファンの間にフェンスなど明確に遮るものはなかった。だから人が殺到すると大事になるだろうという状況は容易に想像できます。今年はコロナ禍が明けて久しぶりに制限なくキャンプ見学が可能となりました。そのため、大半の球団キャンプ地では、来場者数が昨年までの数年間と比較しても大幅に増えていました。もちろん、来場者が増えればトラブルが起こりやすくなるため綿密な警備計画を立てなければいけない。だが件の球団側が全く対応しきれておらずファンが殺到。一部がケガをしていた」と話す。
この球団の関係者にも話を聞いてみると匿名を条件に「トラブルはあったと聞いている」と認めた。
「メインの球場から離れた場所で事故が起こったために、球団スタッフも気づかず選手や裏方が対処していた。絶対にあってはならないことで本来ならスタッフや警備員が厳重にガードしなければいけないのに、スタッフの責任者は昨年着任したばかり。今春のキャンプを実質的に指揮するのは今年が初めてで、まったく対処できなかった。そんな状況でトラブルが起こったのだから信用なんてあったもんじゃない。すでに選手側から球団サイドにも苦情の申し入れはしているそうです」
その後もファンが雑踏事故に巻き込まれそうな場面は何度かあったようで、とても改善されたとは言えずそのままキャンプは何事もなかったように終了している。
前出のテレビ局スタッフは「見て見なかったふりをするよう指示は出していませんが、安全なファンサービスを提供する意識が欠けていることは間違いない。改めなければいつか大事故につながってしまうのではないだろうか」と話す。
当該球団スタッフは事の重大さに気づいて真摯に反省すべきだが……。
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