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『グレイトギフト』波瑠“久留米”の衝撃告白と殺人球菌の生みの親、そして“真犯人”も…

『グレイトギフト』波瑠久留米の衝撃告白と殺人球菌の生みの親、そして真犯人も…の画像1
テレビ朝日『グレイトギフト』公式サイトより

 2月29日、反町隆史が主演を務める木曜ドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)の第7話が放送された。殺人球菌を生み出した“創造主”として、まさかの人物が名乗りを挙げる衝撃回となった。

 謎の殺人球菌『ギフト』を巡る権力争いを描く本作品。心不全で亡くなった元総理大臣・愛宕(山田明郷)の遺体から『ギフト』を発見した病理医・藤巻(反町隆史)は、院内政治や女性関係に『ギフト』を悪用する人物たちに巻き込まれていく。『ギフト』を用いて医療業界の改革を進めようとする新理事長・白鳥(佐々木蔵之介)は藤巻らの関係者と「チーム・ギフト」を結成。藤巻はその壮大な陰謀を阻止するべく警察を頼るが、刑事・神林(尾上松也)の裏切りにより、白鳥の力は増す一方となった。白鳥の思うままに世界は支配されてしまうのか。その時、藤巻の携帯に『ギフト』の“創造主”から電話がかかってくる。『オクトセブン』の力とは……。

“創造主”の突然のアプローチに驚く藤巻と白鳥。入院患者に投与された『オクトセブン』は、『ギフト』と同様に首に黒ずみを残し死にいたらしめた。藤巻と久留米(波瑠)は『オクトセブン』の培養に取り掛かるが、『ギフト』とは段違いに培養が困難であることを知る。『オクトセブン』は、国立生命理工学研究所で偶然発見されたものであり、その危険性の高さから処分された“はず”だった。しかし、『オクトセブン』は残っており『ギフト』へと派生している。その生態を把握し培養まで成功させた“創造主”は、かなりの手練れであることがわかる。

 難攻不落の白鳥政権だが、思わぬ“敵”も登場した。白鳥の配下である外科医・郡司(津田健次郎)の妻・佳澄(西原亜希)だ。郡司はかねてから「妻との関係は破綻している」と語っていたが、佳澄は郡司以上の“強欲の化身”だった。郡司を病院理事長にするべく、不倫相手の麻帆(明日花りお)を脅し、教授の妻たちで結成された婦人会の票固めを進める。麻帆の弱みを握るしたたかさと、数人の愛人がいるぐらいで動じないメンタルの強靭さ。この武器は白鳥の首を仕留める力を備えているのではないか。

 これまで暗躍していた“創造主”だったが、久留米がその最有力となったのは驚いた。神林が入手した国立生命理工学研究所の名簿リストに久留米の名前があり、「『オクトセブン』をつくったのは私です」と白状した。ただ、“つくっただけ”という可能性もあり、培養しているかは別の話だろう。あれだけ命の尊さを訴え、殺人を阻止しようとしていただけに、入院患者を使って力を証明しようとする“創造主”としての行動は合点がいかない。

 ここで提唱したいのが、久留米は“創造主”の計画を阻止するために明鏡医科大学付属病院に移った説だ。口封じのために殺害された同研究所の元所長・稲場が「報いだな、計画を止められなかった私の責任だ」とつぶやいており、その計画を久留米も知っていた可能性がある。正義感が強い久留米だけに、『オクトセブン』をつくった罪悪感から、その計画を阻止するために動いているのではないか。

 では“真の創造主”は誰になるのか。同研究所の名簿リストを洗いざらい調べた結果、久留米のみ該当しただけに、研究所職員の中から新たな容疑者が出ることはないだろう。公式サイトの相関図にはここにきて愛宕の人物紹介が追加されたため、キーマンであることは間違いないが果たして……。ゴール目前で振り出しに戻る感のある展開だが、第8話は最終章と銘打たれており、真相に近づくことは必至だ。

■番組情報

木曜ドラマ『グレイトギフト』

テレビ朝日系毎週木曜21時~

出演:反町隆史、波瑠、明日海りお、坂東彌十郎、津田健次郎、倉科カナ、尾上松也、佐々木蔵之介 ほか
脚本:黒岩勉
音楽:得田真裕
主題歌:JUJU『一線』
演出:本橋圭太、星野和成
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:髙野渉(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/greatgift/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2024/03/07 12:00
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