千鳥、『すぽると!』レギュラー決定と大悟が確立する “松本ポジション”
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3月31日からスタートするフジテレビ系スポーツ番組『すぽると!』に千鳥の2人が“キャプテン”としてレギュラー出演することが明らかになった。
『すぽると!』は、2001年から16年まで放送されていたスポーツニュース専門の番組。当時は月曜日から日曜日まで全曜日での放送だったが、今回の新生『すぽると!』では土日夜の放送となる(毎週土曜は深夜24時35分から、日曜は夜23時15分から)。キャスターはフジテレビの榎並大二郎アナ、佐久間みなみアナ、松崎涼佳アナが務め、千鳥が出演するのは日曜日となるという。
大悟は元高校球児で野球好き、ノブはサッカー、競馬、ゴルフが好きということで、スポーツ番組にはフィットしそうな千鳥。2人のキャリアにおいても重要な番組となる可能性が高い。
「基本はスポーツニュースなので、千鳥がレギュラーに起用されたからといって、そこまでバラエティー色が強くなるわけではないと思います。バラエティー番組での実績は十分といえる千鳥にとっては新たな挑戦で、ここで報道スポーツ系番組での実績が積めるというのは大きい。日本テレビでは、くりぃむしちゅーの上田晋也さんが長らく『Going!Sports&News』のMCを担当していますが、この番組があったからこそ上田さんの仕事の幅が一気に広がり、バラエティー以外の社会派の番組なども担当するようになりました。千鳥の2人も『すぽると!』をきっかけにバラエティー以外でも活躍できるようになり、一段上のステージに上っていくかもしれません」(テレビ局関係者)
ダウンタウン松本人志の休業によって、バラエティー界では“ポストダウンタウン”レースがにわかに盛り上がっている。そのなかで、人気やレギュラー番組の数なども含めて、“最右翼”と目されているのが千鳥だ。実際に大悟は、フジテレビ系『人志松本の酒のツマミになる話』からリニューアルした『酒のツマミになる話』では、松本の代わりにメインMCを務めている。
「大悟さんは、単純に松本さんの代役というだけでなく、自らの冠番組でも松本さんのようなポジションを担うようになっています。たとえば、過去に日本テレビ系でパイロット版が放送された『大悟の芸人領収書』と『開演まで30秒! THE パニックコント』という番組は、いずれも若手芸人が登場し、コントやトークを披露し、それを大悟さんが判定するというシステムです。自身がプレイヤーではなくプレゼンター的な立場で番組に登場するというのは、最近の松本さんと同じ役割なんですよね。しかもこの2番組については、両方とも4月期から深夜帯でレギュラー化する予定で動いているとのこと。この4月以降、松本さんの後釜としての大悟さんの存在感が一気に増していくことになりそうです」(同)
一方のノブも変わらず引っ張りだこだ。NHKの『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』に声で出演しているということで、有吉弘行が総合司会を務めた昨年末の『NHK紅白歌合戦』にも出演している。
「バラエティー番組が基本となっている大悟さんに比べて、いろいろなジャンルの番組に出演しているのがノブさんの強み。NHKのレギュラーを持っているというのも、今後にいい影響を与えるはずです。それこそ“有吉の次はノブ、もしくは千鳥で”という展開も十分に考えられる。4月以降の千鳥がより一層出番を増やしていくことを考えると、千鳥の“紅白司会”も夢物語ではない」(同)
いよいよ“天下取り”が現実味を帯びてきた千鳥。ダウンタウンを超える存在にもなりうるとの声もある。とある構成作家はこう話す。
「ダウンタウンはお笑い界を変えたコンビであり、圧倒的なカリスマ性を持っている。一方の千鳥は、必ずしも革命的な何かを成し遂げたわけではなく、そこまでカリスマイメージがあるわけでもない。ただ、だからこその親しみやすさや“愛され力”があり、ダウンタウンに比べるとより幅広い層に支持されやすいのも事実です。いわば、カリスマ性ではなく“大衆性”という強力な武器を持っているのが千鳥なんです。バラエティーもできて、スポーツニュースもできて、NHKの番組にも出演できるという、ダウンタウンとは異なる形での天下を取ることになるのではないでしょうか」
確実に日本のテレビ史にその名を刻み込む存在となりそうな千鳥。4月以降のさらなる飛躍に注目だ。
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