仲本工事さんの妻が出版社3社を提訴した訴訟が複雑な構図に……
#仲本工事
22年10月に交通事故で急逝したザ・ドリフターズで活躍した故仲本工事さんの妻で歌手の三代純歌が27日、都内で会見を行い、「週刊新潮」(新潮社)、「女性自身」(光文社)、「週刊女性」(主婦と生活社)の事実に反する記事で名誉を毀損されたとして、発行元3社に損害賠償を求め同日付けで東京地裁に提訴したことを明らかにし、各メディアが報じた。
報道をまとめると、3社は新潮社、光文社、主婦と生活社で、それぞれ2200万円、4400万円、1650万円を請求。3誌の記事8本が事実ではないと指摘し、「モンスター妻」や「鬼妻」と表現した記事も損害賠償請求原因だという。
三代は「記事がネットで拡散され、当時は生きる自信がなくなった」などと語り、代理人弁護士は「内容は全て虚偽で非道なイメージをかき立てる」と述べ、ネット記事削除も請求すると説明しているというのだが……。
「三代の代理人は、『週刊文春』(文藝春秋)の顧問弁護士として知られ、ジャニー喜多川氏のセクハラ裁判では文春側の代理人として闘った喜田村洋一弁護士。いわば、名誉毀損訴訟のエキスパートが付いた。そのせいもあってか、3誌を上回るような記事が文春の誌面、そしてニュースサイト『文春オンライン』に掲載されたにもかかわらず、文春は訴えなかった」(司法担当記者)
22年11月に文春オンライン、「週刊文春」11月10日号に掲載された記事によると、三代の愛人だったという男性が不貞行為を告白。もともと、男性は仲本さんと三代が営んでいた飲食店の客だったというが、三代から誘われて男女の関係に発展。三代は男性と密会するためにマンションを借り逢瀬(おうせ)を重ねていたのだとか。
それだけにとどまらず、店の他の客も誘い、時には店の2階で行為に及ぶことも。三代は同誌記者の取材に対し、不倫を否定していた。
「会見では、『喜田村氏が代理人だから、文春を訴えなかったのか?』という質問が飛んだという。それに対して、三代は今後、文春の提訴について『今のところ、このことでいっぱい。そのうち考えます』と歯切れの悪い答え。そして不倫については『間違え』とキッパリ否定したのだとか。とはいえ、まず、『文春』を訴えることはないだろう。なので、文春の顧問弁護士vs出版社3社というかなり複雑な構図になってしまった」(同)
1月末、三代は著書『笑顔の人―仲本工事さんとの真実』(リーダーズノート刊)を発売。同書では仲本さんとの出会いから旅立つ日までがつづられているというが、提訴した3社側から裁判でこの本の内容について問題視されそうだというのだ。
「一部、事実と違うことが書かれているようだが、その内容を会見で話して、取材したメディアがそのまま報じているようだ。その部分を裁判で指摘されたら劣勢に回るのでは」(週刊誌記者)
三代が3社と和解か徹底抗戦か、今後の裁判の行方が注目される。
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