オードリー「東京ドームライブ」に酔ったラジオ界の1週間、嫉妬と称賛と……
#オードリー
27日深夜に放送されたラジオ『アルコ&ピース D.C.GARAGE』(TBSラジオ)で、平子祐希がオードリーの東京ドームライブについて語っている。
このライブは、『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の番組イベントとして企画され、18日に開催。会場に5万3,000人、加えてライブビューイングと生配信も行われ、合計16万人が参加した空前のラジオイベントである。
平子は、オードリーとのアルコ&ピース結成以前からの付き合いを明かし、登場シーンから「泣きそうになっちゃって」とその様子を語るなど、バリエーションに富んだ内容を絶賛。最後には「俺たちに何ができる? まだ国立(競技場)が残ってんじゃねえか」と悔し紛れに笑うしかなかった。
このライブが開催されてからの1週間、各ラジオ番組はオードリーの話題で一色だった。今回は、その一部を振り返ってみたい。
「最年長リトルトゥース(『オードリーANN』リスナーの愛称)」を自称する高田文夫は、ライブ翌日の19日に放送された『ラジオビバリー昼ズ』(同)で「すごかったねえ」と感嘆の声を伝えている。
高田は「長嶋(茂雄)さんが座るような貴賓室」に通されたといい、同じボックスにはオードリーと交流のある卓球の元オリンピック選手・石川佳純や宇宙飛行士の野口聡一などVIPが並んでいたという。
「世界とか宇宙とか行ってさ、俺なんかトイレしか行かないんだから」
時おり高田節を交えながら、当日の興奮を語る高田。やはり登場シーンには「泣きそうになっちゃった」と語っている。
今回のライブにテーマソング「おともだち」を提供している星野源も、20日放送の『星野源のオールナイトニッポン』(同)で振り返り。当日、シークレットゲストとしてサプライズ出演した星野は、楽屋エピソードを披露。「ビトたけしの死んでも辞めんじゃねえぞタオル」が贈り物として置いてあったという。
ビトたけしは、オードリーが下積み時代に苦楽を共にしたビートたけしのモノマネ芸人。当時、芸人を辞めようと思っていた若林正恭に対し、たけしのモノマネで「死んでも辞めんじゃねえぞ」と声をかけたことで踏みとどまったという、オードリーにとっての恩人である。
若林とユニット『たりないふたり』で長く共演してきた南海キャンディーズ・山里亮太は21日放送の『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、約40分にわたってトークを披露。持ち前の嫉妬にまみれた話術でリスナーを楽しませている。
そのほか、『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)、パンサー・向井慧の『#むかいの喋り方』(CBCラジオ)など、このライブを話題にしたパーソナリティは枚挙にいとまがない。その誰もが、熱に浮かされたようにあの夜を振り返った。
もちろんオードリーも24日の『オードリーANN』(ニッポン放送)で2時間まるまるドームライブについて振り返り。その余韻を感じながら語り合う2人は、ラジオを聞いている限り、実に幸福そうであった。
空前の東京ドームライブを成功させたオードリーは、間違いなくラジオの歴史をひとつ前に進めた。ラジオ番組が東京ドームを埋める。その夢の実現に、誰もが酔った1週間だった。
(文=新越谷ノリヲ)
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