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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 平野紫耀、CM業界で争奪戦激化か

平野紫耀「翠ジンソーダ」でまた爆売れ現象…CM業界で争奪戦激化か

平野紫耀

 元King & Princeで、現在はTOBE所属の3人組ダンスボーカルグループ「Number_i」のメンバーとして活動する平野紫耀の「広告効果」の大きさが話題だ。CM起用された商品の出荷数が前年比約230%に爆増したと報じられ、広告業界での争奪戦の激化が見込まれている。

 平野は2月10日より、アルコール飲料「サントリージン翠」のテレビCMに出演。東京03・角田晃広との共演でコミカルな演技を見せており、かなり放映量が多いことから企業側の意気込みの強さが伝わってくる。

 サントリーはジンなどを製造する大阪工場に55億円を投じ、蒸留酒などの生産能力を2025年までに2.6倍にすると発表しており、リニューアルした「翠ジンソーダ缶」などの「翠」ブランドはその戦略の中核となる。商品の売上は広告が大きく左右するため「平野に社運を託した」という見方もできるが、その選択は大成功となったようだ。

 27日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が「『翠ジンソーダ缶』の出荷数は2月5日から18日までの2週間で、対前年比約230%と好調」というサントリー担当者のコメントを伝えているのだ。平野の起用は、1月末の時点でサントリーの公式SNSによる「匂わせ」があったため、CM放映前から人気が爆発していた可能性がある。

 担当者は「平野さんのCMの効果だけでなく、総合的なマーケティングの結果」としているものの、SNS上では平野ファンによる購入報告が大量に書き込まれており、平野の広告起用が大きく影響したのはまず間違いないだろう。

 これに限らず、平野は数々の「爆売れ」現象を巻き起こしてきた。1月にイヴ・サンローラン・ボーテ(YSL)のアジアアンバサダーに就任すると、発表直後に平野がCMを担当するリップなどを求めて表参道のYSL旗艦店に長い行列ができ、ECサイトでは正午までで前日比約540倍の売上を記録した。

 また、平野はルイ・ヴィトンとパートナーシップを結び、同ブランドのアイテムを身に着けた写真をたびたびInstagramにアップ。いずれも高額アイテムばかりだが、ECサイトで彼が着用したものと同じ商品が売り切れになる現象が続発した。

 この広告効果の高さを買われ、平野はデジタルハリウッド大学のCMにも出演。一夜限りのスペシャルCMが16日のテレビ朝日系『ミュージックステーション2時間スペシャル』の放送中に流れたほか、東京・渋谷では改装中の「SHIBUYA TSUTAYA」のガラス面に大きな3連広告が掲出され、渋谷の名物である「SHIBUYA109」のシリンダー広告にも平野が登場した。スクランブル交差点に立つと、巨大な平野の広告が両方見渡せる状況だ。

 旧ジャニーズ時代も含め、平野の広告効果は男性アイドルの中でも圧倒的に高いようだ。平野はジャニーズ時代にP&Gジャパンのエアケアブランド「ファブリーズ」のCMに出演していたが、退所に伴って降板となり、なにわ男子のエース・道枝駿佑に引き継がれた。今月3日付の「日刊ゲンダイ」によると、平野が降板してから売上が激減したという。

 こうした状況を受けて、平野の広告起用を検討する企業が増加し、激しい争奪戦が起きそうだ。すでに新たなCM出演の情報が流れており、平野が旧ジャニーズ時代にCM出演していたボシュロム・ジャパンのコンタクトレンズのパンフレットの写真が、再び平野に変わっていたとのファンによる報告がSNSに上がっている。近々、正式な「CM再起用」の告知がありそうな気配だ。

 彼のCM人気は同じメンバーの神宮寺勇太、岸優太にも恩恵をもたらしそうで、業界内では「過去に旧ジャニーズ所属のタレントが多く出演していた大手ハンバーガーチェーンのCMに3人で起用される話が進んでいる」との情報が飛び交っている。Number_iは3月2日にテレビ初出演を果たすことも決まっており、グループ支持の高まりへとつながっていきそうだ。

 滝沢秀明氏が率いるTOBEは3月にドーム公演を予定するなど勢いに乗っているが、絶大な人気を誇る平野が大黒柱として事務所をけん引していくことになりそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/02/29 18:00
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