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『だれかtoなかい』アンタッチャブル・山崎弘也「ムチャ振り」のルーツが明らかに

ザキヤマ×小木×伊集院 予測不能のトーク合戦 | TVer

 25日放送分の『だれかtoなかい』(フジテレビ系)にアンタッチャブル・山崎弘也とおぎはやぎ・小木博明がゲスト出演。後半には山崎と関係性の深い伊集院光も登場し、スタジオを盛り上げた。

 ダウンタウン・松本人志の休業によって『まつもtoなかい』から『だれかtoなかい』に番組タイトルが変更されて、今回が3回目の放送。嵐・二宮和也と中居正広のMCも板についてきたようで、冒頭から軽妙なやりとりを展開。二宮の元には、存外に大きな反響が寄せられていることも報告された。

 番組終盤には、話題は山崎の「ムチャ振り」癖に。しつこいムチャ振りで周囲の芸人たちを恐怖に陥れてきた山崎だが、そのルーツが語られた。

 山崎がムチャ振りを繰り返すようになったのは、若手時代をともに過ごしたくりぃむしちゅー・有田哲平の影響なのだという。伊集院が明かしたところによれば、ある日、山崎を食事に誘うと「有田さんと『ドラクエ(ドラゴンクエスト)』やるんで」と断られたのだという。『ドラクエ』は1人用のゲームであり、不思議に思った伊集院が有田宅を訪れると、山崎は有田の命令で『ドラクエ』のBGMに合わせて延々とダンスを踊っていた。1990年代後半、有田、山崎、それにアンジャッシュ・渡部建やX-GUN・さがね・まさひろらが集っていた「千歳烏山軍団」を象徴するエピソードである。

「そうやってイジられてきたからさ、後輩へのイジリ強いもんね」

 中居の発言に、小木も「だから、化け物ができちゃったの」と同調。「(山崎は)自分ができちゃうから、そのクオリティに追いつくまでやらされるの」と分析した。

 その小木もまた、山崎のムチャ振りによる被害を明かした。

「『た』の一言で、2~3時間やらされましたよ」

 その様子を再現する小木を眺める山崎は、実に楽しそうだ。

 山崎のムチャ振りといえば、たびたび語られるのがアンジャッシュ・児嶋一哉とのエピソードだ。

 営業先のステージでエンディングにさしかかり、児嶋のコメントがハマらず微妙な空気になったことから、山崎のムチャ振りが発動。「からの~?」「それでそれで~?」と児嶋に迫り続け、そのムチャ振りは20分にも及んだという。ようやく緞帳が下りると、すぐさま児嶋が山崎に殴りかかったというものだ。

 柴田英嗣が止めに入って大事には至らなかったが、児嶋は後に「10分を過ぎたころから殴ろうと決めていた」と明かしている。

 山崎のムチャ振りは、舞台上だろうが楽屋だろうが、お構いなしだった。当時のプロダクション人力舎のライブ楽屋といえば、アンタッチャブル、アンジャッシュ、ドランクドラゴン、東京03、おぎやはぎ、ゆってぃといったタレント揃いだ。それだけのメンツを震え上がらせていたのだから、恐ろしい限りである。

 最近では「カメラが回ってるときにやろうと思いました」と、多少は自重するようになったという山崎。だが、この日のエンディングでも「順番にスキップでスタジオから退場してほしい」という中居の振りに1番手でふざけ倒し、続く小木と伊集院に多大なプレッシャーを与えていた。

「おまえのそれで同期の後輩けっこう辞めてるからな」

 伊集院のツッコミは、事実である。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/02/26 17:00
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