「吉本以外優勝させんといて」発言の有無は? プラマイ岩橋騒動…市長の「やらせです」断言に有名作家が反論
#お笑い #吉本興業
このところX(旧・Twitter)で暴露投稿を続けているプラス・マイナスの岩橋良昌が2月22日、所属していた吉本興業から解約解除され、コンビも解散。これをきっかけに、岩橋が先月告発した『北河内新人お笑いコンクール』のヤラセ疑惑騒動が再燃している。
『北河内新人お笑いコンクール』は、大阪府交野市で毎年行われているお笑いコンテスト。プロ・アマを問わず結成8年目までの芸人がエントリーでき、昨年4月に行われた第3回大会では、放送作家の前田政二氏、交野市長の山本景氏、大阪府議会議員のみよしかおる氏、プラス・マイナスが審査員を務めていた。
今年は第4回大会が9月に行われる予定だが、岩橋は1月27日にXで「僕らがゲスト漫才と審査員をさせてもらっている地元交野で行われている北河お笑いコンクール 主催の作家に事前に『この大会はよしもとが主催してるからよしもと以外の芸人は優勝させんといてな』といわれゲンナリ。芸人をそして芸人の人生をなめている」などとヤラセ疑惑を告発。実際、過去の大会はすべて吉本興業に所属する芸人が優勝している。
だが、このポストは翌日に削除され、岩橋は「グループ長とチーフマネージャー同席の元、副社長とお話しさせてもらい説得され、抗いましたが最終的には自分が納得し、ツイートを削除しました」と理由を説明していた。
交野市・山本景市長が「やらせです」と断言
しかし、今回の岩橋の契約解除をきっかけに、第3回大会から審査員を務めている山本市長が2月23日、自身のXで「北河内お笑いコンクールの審査員の一人として証言しますが、北河内お笑いコンクールはやらせです。他の審査員の点数が意味をなしてませんでした」と断言。
「交野市出身の人気お笑いコンビプラス・マイナスの解散や岩橋さんの契約解除まで発展するとなるともう黙ってられません。交野市にとって、市制施行50周年PR大使を務めてくれた大恩人です」ともつづっており、どうやら吉本サイドの判断に納得がいっていないようだ。
なお、公式サイトによると、同コンテストは交野市商業連合会が主催、吉本興業が協力、交野市が後援している模様。
市長自らヤラセを暴露するとは前代未聞だが、これに猛反論しているのが、同コンテストの企画・プロデュースを手掛け、審査員長も務める前田氏だ。
作家の前田政二氏がヤラセ否定も、“公平な審査”は……
26日付の「日刊スポーツ」で、前田氏は第3回大会の決勝戦の審査方法についてコメント。それによれば、審査員は100点満点で投票を行い、前田氏、岩橋、プラス・マイナスの兼光タカシの3人が同じコンビを1位にしたため、「これでよろしいですね」と確認し、山本市長も「了承したはず」だとか。
さらに、前田氏は自身のXでも登場の状況を説明し、「総勢・25人くらいが見守る中で、集計係の職員が言ってくれたモノを僕が書記として書き出しながら公正に決めて行くので、山本市長の発言が全く分かりません」「ヤラセ発言は、山本市長の勘違いによるモノです」などと疑惑を否定している。
前田氏の言うように山本市長の「勘違い」であれば、なぜ岩橋や市長が同大会に不信感を抱くようになったのか、その理由が気になるところ。
また、岩橋は前述の通り「この大会はよしもとが主催してるからよしもと以外の芸人は優勝させんといてな」と言われたことを明かしていたが、この発言の有無が気になっているネットユーザーもお多い様子。
というのも、岩橋がもし「吉本芸人を1位にしなければいけない」という認識で毎年審査員を務めていたとしたら、結果は変わらずとも“公平な審査”が行われていたとは言い難いからだ。
『北河内新人お笑いコンクール』の過去の王者である9番街レトロ、生ファラオ、若葉のころにとっても気の毒な状況といえる同騒動。今年は延期や中止もありえるだけに、今後の展開に注目したい。
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