Number_iが「旧ジャニ完全排除」のNHKでテレビ復帰…SNSが大荒れのワケ
#NHK #TOBE #Number_i
元King & Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が結成したTOBE所属のダンスボーカルグループ「Number_i」が、3月2日に放送されるNHKの音楽番組『Venue101』でテレビ初出演を果たすことが決まった。これに対して旧ジャニーズ系グループのファンが反発し、SNSが大荒れになっているようだ。
拡大版となる3日2日の放送回では、Number_iが3月6日にCDが発売されるデビュー曲「GOAT」を生披露する予定。THE RAMPAGE、韓国の8人組・ATEEZ、SEVENTEENの弟分グループ・TWSも出演し、ダンスボーカルグループ4組によるクロストークも展開されるという。
『Venue101』といえば、昨年5月に平野たちが5人体制のKing & Princeとして最後に出演した番組。それから約9カ月で、Number_iとして「戻ってきた」ともいえる。想像以上に早かったテレビ復帰にファンは歓喜し、SNS上では「戻ってきてくれて本当にうれしい」「最後のテレビ出演のつらい思い出が上書きできそう!」「前回は悲しそうだったけど、今回は笑顔でパフォーマンスしてくれそうで楽しみ」といった声が飛び交った。
その一方、旧ジャニーズ系グループのファンからは強い反発の声が。NHKは昨年末の『紅白歌合戦』から「旧ジャニーズ排除」の方針を強めているのに、退所から1年も経っていない平野たちの番組出演を認めたことにファンが憤っているためだ。
NHKは「性加害問題の補償や再発防止の取り組みなどがしっかり確認できるまで、旧ジャニーズ所属タレントの新規起用を見送る」という方針を示し、今春の改編では旧ジャニーズ系タレントがレギュラー出演しているテレビ・ラジオ番組を計8本打ち切り、継続する番組からも降板となる予定だと発表した。これほどの徹底した「排除」となるとは誰も想像しておらず、多くのファンがショックを受けた。
被害補償を担当するSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は被害者への補償金の支払いを進めているが、NHKの稲葉延雄会長は「我々の期待している動きに比べると少し遅い」と切り捨てており、しばらく排除の方針は変わりそうもない。
そのため、旧ジャニーズ系グループのファンから「(平野をCM起用した)サントリーもだけど、辞めた途端に手のひら返すのは違和感」「タッキー(TOBEの代表・滝沢秀明氏)はジャニーさんの側近だったのに、TOBEのタレントは出していいって納得できない」「Number_iが出演できるなら、何の罪もないタレントたちの番組が打ち切られるのはおかしい」などと不満の声が相次ぎ、SNSが荒れ模様となっている。
ただ、実際に「旧ジャニーズから離れればOK」という判断をしている企業は多く、日本マクドナルドのCMは性加害問題の影響で木村拓哉と岡田准一が事実上の降板となったが、昨秋に事務所を退所した岡田は同社のCMに復帰。事務所に残っている木村はCMから姿を消したままだ。
NHKとしても「辞めれば問題ない」という判断とみられるが、ファンとしては納得できない部分があるのだろう。滝沢氏はNHKと太いパイプがあるといわれ、Number_iがこれから「貢献度」を高めていき、年末の『紅白歌合戦』に初出場するという流れも十分に考えられる。その時に『紅白』が変わらず「旧ジャニーズ完全排除」となっていたら、今回の比ではない大荒れになりそうだ。
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