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マユリカ・阪本に『ラヴィット!』生放送スタジオが震撼……2年ぶり2度目の地獄絵図

【OP先行】アイナ・ジ・エンドが登場!柳原可奈子・和牛水田・マユリカも参戦し、「オススメの笑顔になれるもの」! | TVer

 今やバラエティに引っ張りだこの人気芸人・マユリカだが、そんなマユリカの頭脳である阪本が20日、出演していた『ラヴィット!』(TBS系)でスタジオを震撼させる一幕があった。

 この日、オープニングのテーマは「オススメの笑顔になれるもの」。一番手の和牛・水田信二が得意の料理を披露。玉置浩二の名曲「田園」に乗せてハンバーグの空気を抜くパフォーマンスを行い、スタジオを盛り上げた。

 二番手に紹介された阪本は、MCの麒麟・川島明から「笑顔になれるもの」を問われると「僕の特技であるセキセイインコのモノマネでございます」と、なぜかガチガチの表情で回答。さらに、要領を得ない川島から「これはなんなんでしょうか?」と振られると「今、説明しましたよ」と、さっそくチグハグな空気が流れ始めた。

 その後、いざ「セキセイインコのモノマネ」を披露することになった阪本は、ゆっくりと歩いてスタジオ内を移動し、カメラ前へ。川島の「お願いします!」という声を受け、誰もが阪本の「セキセイインコのモノマネ」を待ち構えた。

「……ま、笑顔といってもですね、爆笑ではございませんので」

 みるみる顔が真っ白になっていく阪本。当然だが、これは番組からの無茶振りなどではなく、阪本自身が事前アンケートに対して提案した特技だ。

 再び川島が「お願いします!」と促すと、阪本は「インコ」と前置きして唇をすぼめ、「チュ、チュチュッチュ、チュ」とか言い出した。しかも、なぜか白目である。

 約4秒後、いつも楽しい『ラヴィット!』のスタジオがやけに沈黙していることを察したのか、阪本は白目を解除。真顔のままインコのモノマネを続けたものの、誰かが笑顔になることはなかった。

「どこですか、今、ここは?」

 芸歴13年、年間数百という舞台に立ってきた漫才師とは思えない、ごく小さな声でつぶやく阪本。「このアンケートを採用する番組が悪い」と思ったようだ。

 阪本が『ラヴィット!』をこの空気にしたのは、実は2年ぶり2度目となる。

 2022年1月12日、その日の『ラヴィット!』は記念すべき放送200回目という華やかな回だった。当時のマユリカはまだ大阪・よしもと漫才劇場の所属であり、『ラヴィット!』への出演は“大抜擢”の形だったが、同じくスタジオゲストには同期の霜降り明星・せいやも出演しており、決して完全アウエーというわけではなかった。

 番組後半、「こんにゃくの黒いつぶつぶの正体はなんでしょう?」というクイズが出題されたときのことだった。『ラヴィット!』では、クイズが芸人同士の大喜利合戦になることが恒例である。この日も見取り図・盛山晋太郎、そしてせいやが立て続けに爆笑を取る中、2人と大阪で同じ釜の飯を食ってきた阪本が指名される。

「……削った虫歯」

 削った虫歯。確かに、阪本はそう答えた。こんにゃくの黒いつぶつぶの正体の話である。削った虫歯。番組レギュラーの矢田亜希子の恐怖に慄く表情がズームアップされる。「こいつ何言ってんの?」に加えて「誰なの、この人?」という感情も入っていたに違いない。

 頼みの相方・中谷も裏声で「き、きちゃなぁ~」とツッコミを絞り出すのがやっとだった。

 昨年春には漫才劇場を卒業し、晴れて上京。年末の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)では初のファイナル進出を果たした。今年はマユリカにとって飛躍の年である。

 がんばってほしい。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/02/20 20:00
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