小芝風花、大河ドラマ初出演で悲願の「朝ドラヒロイン」は近づいた?遠のいた?
#小芝風花
女優の小芝風花が、横浜流星が主演する2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に出演することがわかった。小芝は「朝ドラヒロイン」を熱望しているとされ、大河ドラマへの出演でそれが近づいたのか、遠のいたのかと業界内で話題を集めている。
同ドラマは、葛飾北斎や東洲斎写楽、滝沢馬琴らを世に送り出した江戸時代のメディア王「蔦重」こと蔦屋重三郎の波乱の生涯を描く作品。大河ドラマ初出演となる小芝が演じるのは、主人公の幼なじみで吉原の老舗妓楼を代表する遊女・花の井で、蔦重と助け合いながら共に育った吉原の再興に尽力し、やがて伝説の遊女の名跡「瀬川」を継いで世に名を轟かすという役どころだ。現在、発表されているキャストで女性は小芝のみであるため、ヒロイン級の役柄とみられる。
小芝は先日最終回を迎えたNHKのBSドラマ『あきない世傳 金と銀』で時代劇初主演を務め、 現在は放送中のフジテレビ系ドラマ『大奥』(フジテレビ系)で主演を飾っており、今回の大河ドラマを含めて立て続けの時代劇への起用となっている。視聴者からは「日本髪や着物が似合う」という声が多く、演技力も折り紙つきであることから納得のキャスティングといえそうだ。
大河ドラマへの出演は役者にとって大きな勲章になるが、小芝にはそれ以上の「悲願」がある。かねてから、彼女は「朝ドラヒロイン」を目標にしていると公言しているのだ。
小芝は2015年度下半期のNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』のヒロインオーディションで落選したものの、ヒロインの娘役を好演したことで注目度が急上昇。以降は出世作となった主演ドラマ『トクサツガガガ』などNHK作品に多く出演し、いわゆる「貢献度」を高めながら朝ドラヒロインを目指してきた。
2022年後期の朝ドラ『舞いあがれ!』は、ヒロインが東大阪生まれだったことで大阪出身の小芝が有力候補に上がったが、結局は福原遥がオーディションで選ばれた。その後、2024年度後期の朝ドラ『おむすび』の主演に橋本環奈が選ばれたあたりで「次は順番的に小芝風花だろう」という声が強まった。しかし先日、2025年度前期の朝ドラ『あんぱん』のヒロインが今田美桜に決定したと発表され、またも小芝は“落選”という結果になっている。
小芝といえば、業界内での評価が非常に高いことで知られる。プロ意識が高くセリフは基本的にすべて頭の中に入れて撮影に臨み、膨大なセリフ量だった昨年4月クールの主演ドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)で共演した北村一輝は「最終回までほとんどNGを出さずにやりきっていてビックリした」「現場での姿勢やスタッフに愛される気遣いも勉強になった」などと絶賛していた。
演技力の高さを買われてオファーが絶えず、CMの多さからわかるように清潔感があって好感度も高く、デビューから現在に至るまでスキャンダルはゼロ。まさに「NHK好み」のタイプだ。大河ドラマのヒロイン級に起用となれば、NHKも小芝の実力を高く評価しているのは明白だが、それが余計に「なぜ朝ドラヒロインに選ばれないのか」という疑問を大きくしている。
大河ドラマへの出演は「悲願の朝ドラヒロインへの助走」となるのか、それとも別路線を決定づけるものになってしまうのか。いつ起用されてもおかしく売れっ子であるだけに、今後も朝ドラヒロインの発表があるたびに注目されることになりそうだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事