『セクシー田中さん』問題で、日テレ4月期ドラマお蔵入り? 過去には長澤まさみ主演ドラマが…
#ドラマ #長澤まさみ
一向に収まる気配のない『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の実写化問題。漫画家・芦原妃名子さんが急逝した原因をめぐり議論が交わされる中、4月に放送開始予定の実写化作品が「お蔵入り危機か」と話題だ。
目次
・『セクシー田中さん』Pと小学館が再タッグか
・長澤まさみ主演ドラマ、過去にお蔵入り
・NHKが講談社を提訴も……
4月期連ドラ、『セクシー田中さん』のPと小学館が再タッグか
2月9日付のニュースサイト「週刊女性PRIME」によれば、日本テレビは4月から小学館が発行する人気漫画『たーたん』を原作とする連続ドラマを放送予定だとか。同作は『セクシー田中さん』と同じプロデューサーが担当しており、主演は「売れっ子俳優」が務めるという。
ただ、同ドラマは今月15日にドラマ情報の解禁を予定していたが、一連の騒ぎを受けて解禁日の延期を決めたようだと伝えている。
この報道の真偽は不明だが、ネット上では『セクシー田中さん』の原作本の版元が小学館であったことから、同社と日テレのタッグに拒否反応を示す人が続出。同時に『たーたん』の実写ドラマ化延期を求める署名運動も過熱しており、オンライン署名サイト「Change.org」にはすでに3,500名を超える署名が集まっているページも存在する。
同ページには、国会議員らにより結成された「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟(MANGA議連)」に提出予定であることが記載されており、問題が国会にまで広がる可能性もありそうだ。
長澤まさみ主演ドラマ、原作者が脚本に難色示しお蔵入り
また、実写版『たーたん』のキャストに対し、「誰だかわからないけど、直前に延期になるなんてかわいそう」と同情するネットユーザーも目立つ。
現状を見る限り、『たーたん』の放送自体が延期もしくは中止にいたる可能性も否定できないだけに、日テレの決断が注目されそうだ。
なお、2020年以降、コロナ禍が理由でドラマの撮影延期が相次いだテレビ業界だが、それを除く理由では、2012年に起きた長澤まさみ主演ドラマの“お蔵入り騒動”が知られている。
当時、辻村深月氏の小説『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(講談社)を原作とした連ドラが、12年5月よりNHK BSプレミアム「プレミアムドラマ」枠で放送予定であった。
しかし、NHK連続テレビ小説『なつぞら』などで知られる大森寿美男氏の脚本に、辻村氏や講談社が「脚本が原作と違いすぎる」と納得せず、撮影直前に映像化許諾の白紙撤回を申し出たのだ。
NHKが講談社を提訴も「許諾契約が成立したとはいえない」
そして、クランクイン前日に放送中止を余儀なくされたNHKは、同6月に講談社に対し、約5982万円の損害賠償を求める民事裁判を東京地方裁判所に提起したと発表。
だが、裁判長は「脚本の承認がされていない以上、許諾契約が成立したとはいえない。NHKには小説の主題に関する理解が十分でなかったきらいがある」として訴えを棄却。最終的には、裁判所の勧告に従い和解している。
そんな長澤主演ドラマ同様、クランクイン直前にお蔵入りする可能性もありそうな『たーたん』実写化作品。主演俳優の心境を思うと、いたたまれないが……。
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