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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 『R-1』街裏ぴんくら9名が決勝に

街裏ぴんくが来たぞ! 『R-1グランプリ』ファイナリスト9名発表

 11日、ピン芸人日本一を決める『R-1グランプリ』(フジテレビ系)の準決勝が行われ、決勝進出者9名が発表された。

 大会史上最多となる5,457名がエントリーした今回の『R-1』では、2021年~23年の3年間にわたって設けられていた「芸歴10年」の制限が撤廃され、オープン化。プロアマ問わず、すべての芸人に門戸が開かれたことで、過去に類を見ない激戦となっていた。この日の準決勝には33名が参加していたが、見事ファイナル進出を勝ち取ったのは以下の9名だ。

 * * *

真輝志
ルシファー吉岡
街裏ぴんく
kento fukaya
寺田寛明
サツマカワRPG
吉住
トンツカタンお抹茶
どくさいスイッチ企画
(決勝ネタ順)

■初出場は4名

 今回、初出場となったのはトンツカタンお抹茶、街裏ぴんく、真輝志、どくさいスイッチ企画の4名。

 お抹茶は『キングオブコント』(TBS系)で2度、準決勝に進出しているトリオ・トンツカタンのメンバー。昨年『R-1』で初の準決勝進出。2度目の準決勝でファイナルを射止めた。

 街裏ぴんくは芸歴20年目の漫談家。すでに業界内での評価は高く、今回の決勝進出者発表でも芸人仲間からひときわ大きな拍手が起こっていた。

 真輝志は漫才コンビ「きんめ鯛」として20年の「NHK上方漫才コンテスト」で準優勝するなど期待を集めていたが、一昨年をもってコンビを解散。以降ピン芸人として活動している。昨年、優勝した田津原理音とともに定期的なツーマンライブを行っており、4年連続の準決勝を経てついにファイナルの座をつかんだ。

 どくさいスイッチ企画は今回ファイナリストの中で唯一のアマチュア。「全日本アマチュア芸人No.1決定戦2023」で優勝経験があるほか、落語作家としての活動も評価が高く、今大会の台風の目になりそうだ。

■4年連続の寺田、レジェンドの帰還も……

 そのほか、ルシファー吉岡は芸歴制限によって「締め出された」常連組の1人。今回、6回目のファイナルとなるレジェンドは、準決勝トップ出番という不利もものともせず順当に上がってきた。

 マセキ芸能社に所属し、バカリズムの流れを組む寺田寛明は4年連続4回目のファイナル進出という快挙。フリップ芸に独自の進化を与え続けるピン芸人だ。

『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準優勝し、飛躍を果たしたヤーレンズと同じケイダッシュステージ所属のサツマカワRPGも3年連続3回目のファイナル。昨年の『R-1』を芸歴10年のラストイヤーで迎え、会見の場で制限撤廃を求めて熱弁を繰り広げたことも記憶に新しい。

 21年、22年に続いて3回目のファイナルとなったkento fukayaは、この春から大阪よしもと漫才劇場を卒業し、上京が決まっているだけにこのチャンスをつかみたいところ。ユニット「らぶらいken」としての活動も知られており、同じく準決勝に残っていた今井らいぱち、2回戦で敗退したらぶおじさんの思いも背負う。

 20年の『THE W』王者にして、22年には『R-1』で3位にも入っている吉住は、今回のファイナリスト唯一の女性ピン芸人。昨年は優勝候補と目されながらスケジュールの都合で出場を辞退しており、今回、満を持してのファイナルとなった。

 * * *

 漫談、1人コント、フリップ、ギャガーとバラエティに富んだラインナップとなった今年の『R-1グランプリ』。なお、準決勝敗退者にはマツモトクラブ、ウエストランド井口、おいでやす小田、兼近大樹といったビッグネームが並ぶが、今年は敗者復活ステージが行われないとのこと。

 4分ネタで争われる注目の決勝は来月9日、18時30分からフジテレビ系で生放送だ。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/02/11 20:30
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