『セクシー田中さん』『海猿』とは真逆…原作者と映像が「最高の関係」だった作品
#キングダム #セクシー田中さん #海猿
日本テレビ系の連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが亡くなったことに対するさまざまな声は、今も鳴りやまない状況だ。編集部のみならず、その多くは、原作者と映像サイドの関係についてで、漫画家や脚本家らもそれぞれの立場からさまざまな過去の体験などを振り返っている。
「思わぬ場外戦に発展したのが、『海猿』の原作者である漫画家の佐藤秀峰氏と、同作の実写映画で主演した伊藤英明です。佐藤氏が自身のSNSにて《映画はDVD化されてから観ました。クソ映画でした。僕が漫画で描きたかったこととはまったく違いました》と投稿。撮影現場に訪れて挨拶しようとしたところ、《主演俳優》から不快な態度を取られたことを暴露しました。すると、今度は伊藤が自身のインスタで応戦。現場で佐藤氏からもらったという《ドラマおもしろかったです》との直筆メッセージが添えられた原画を公開し、波紋を広げています。『海猿』は第4弾までヒットしましたが、自分の代表作が原作者都合で制作不可となったことへの不満とも受け取れますね」(芸能ライター)
こちらは『セクシー田中さん』同様に、原作者と映像サイドの“不幸な関係”の代表例でもあるが、逆に“最高の関係”と言われているのが、人気漫画『キングダム』(集英社)の映像化だ。
「『キングダム』は、2019年からこれまで映画3作が公開されていますが、作者の原泰久氏は単行本54巻のインタビューにて、映画化についての想いを長々と綴っています。原氏はもともと大学で映像を学んでいましたが、結局そちらの世界では思うようにいかず、漫画家の道を歩むこととなった。映画化については、自分の頭の中を映像化してもらったという感動があり、漫画と映画の素晴らしい化学反応を見て『僕の想像力を圧倒的に超えてくる体験』だったそう。5回も泣いてしまったことを明かしています。同作ではスタッフ、演者など関わった多くの人から『原作リスペクト』の声が聞かれました。映像化にあたっては、皆こういう関係になれるといいのですが……」(テレビ関係者)
原作者と映像サイドの幸せなマリアージュが増えることを願うばかりだ。
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