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佐々木朗希、大モメ契約更改後の球団“SNS戦略”に「あざとささえ感じる」と苦笑

佐々木朗希、大モメ契約更改後の球団SNS戦略に「あざとささえ感じる」と苦笑の画像1
ロッテ・佐々木朗希(写真/Getty Imagesより)

 今シーズンオフに、米メジャーリーグへのポスティング移籍問題が再燃しそうな千葉ロッテ・佐々木朗希投手。そんな佐々木についたダークイメージの払拭に球団が躍起になっている。

 2月1日のキャンプイン初日。沖縄県石垣島で佐々木はキャッチボールで汗を流し、1500メートル走ではファンから声をかけられてギアを上げる一幕もあった。12球団で最も契約更改が遅かった“オフの主役”は「いい準備をして迎えることができた。動けてよかったです」と感想を口にした。

 またメジャー移籍を意識した今シーズンの目標に、年間を通しての「先発ローテーション入り」と大谷翔平を超える「日本最高球速更新」を狙う。昨年もシーズン中にケガでチームを離れただけに「満足のいく結果ではない。まずは今までの成績を超えていきたい」と誓った。

 そんな佐々木だが、週刊誌報道などもあり令和の怪物のイメージは完全とは言わないまでも半ば地に落ちている。そのため球団側は公式SNSを駆使し、佐々木のイメージ回復に努めているという。

「1月27日の会見速報が報道各社から出た直後には、なぜか球場内で吉井理人監督と笑顔でツーショット写真に収まった。その後、ZOZOマリンスタジアムのグラウンドで1人黙々と投球する動画をアップ。キャンプ地に入る前も、笑顔で他のナインと絡んだり、静かに食事しながら笑みをこぼすカットを次々と発信。球団のファンサービスと言えばそれまでですが、チーム内からも『逆にあざとささえ感じる』と苦笑する声が漏れ伝わってきています。ちなみにSNSで投稿されたうち、吉井監督との写真は【球団提供】の明記を条件に無償で配布する徹底ぶり。球団の戦略にまんまとはまり、喜んで使う媒体もありました」(球団OB)

 2月1日からはロッテがキャンプを行う石垣市中央運動公園野球場を、佐々木がCM出演する企業がネーミングライツ権を取得して「ロートスタジアム石垣」と命名したことが発表された。

「年に一度、しかも今年は10日ほどしか滞在しない球場のネーミングライツ権を、石垣島と縁もゆかりもない企業が取得するなんて異様に見えます。佐々木のいるロッテの報道が増えて露出アップを期待してのことだろうが、カネを動かせる選手なら球団が必死にイメージを守りたくなる気持ちもわかる。ただそれならタレントと大差なくなるのではないか」(同前)

 佐々木をめぐり、関係各所の攻防は今シーズンも随所で見られることだろう。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2024/02/09 14:00
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