ランジャタイ・国崎和也「食べない食レポ」デビューの日を振り返る
#ランジャタイ
5日放送のラジオ『パンサー向井のチャリで30分』(ニッポン放送)に、お笑いコンビ・ランジャタイがゲスト出演。MCのパンサー・向井慧がランジャタイとの初共演を振り返った。
向井とランジャタイの初絡みは、『よるのブランチ』(TBS系)での食レポだったという。2021年末の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)でファイナルに進出したランジャタイにとって、初めての食レポ仕事となった「くら寿司 原宿店」ロケの様子を、向井は「いいかげんにしてほしいよ」と、呆れ声で思い出していた。
「食べないんだから。もうめちゃくちゃでした」
この番組が放送されたのは、22年1月。まさに『M-1』需要のひと回り目ということになるが、見直してみるとランジャタイのロケスタイルは、現在と驚くほど変わっていない。
ロケ時間は1時間に限られていたというが、国崎和也はオープニングで手作りのお面を用いた「松ちゃん浜ちゃん」を繰り出すと、入り口の柱に引っかかる、エントランスのマットについて詳細を述べる、待ち合いのベンチの匂いを嗅いで「ビビアン・スーさんの匂いが」と指摘するなどボケまくり、店内に入るまでに「すでに10分経過」のテロップが出る始末。
その後も、対応に出た「くら寿司」の広報担当者を無視するなど自由自在。その後、オリジナルのクレープを食べてレポートするくだりでも、まったくしゃべらずに食べ続け、いざメインの寿司を食べる段になると、席を離れてまたクレープをもらいに行って寿司の説明の間も食べ続けるなどしていたが、最後には観念したかのように「炙りチーズ豚カルビ寿司」を食べ「ちょっと香ばしいのとお肉との相性が抜群で、チーズなのにすっと食べれちゃいますね」と普通に食レポ。これにはスタジオの向井も「(スタッフに)怒られたな!」と爆笑していた。
初の食レポ仕事だけあって、国崎の記憶も新しいようだ。この日のラジオでも「覚えてます、覚えてます」と楽しそうに振り返っていた。
「俺はやっぱ、ちょっとずつテレビにフィットしていくんだろうなと思ってたんですけど、いまだに食レポとか、食べないですよね」(向井)
国崎は最近では、食レポの店に入ることもなく、駐車場だけでロケが終わったり、ロケ先の店とは別のフランス料理店からシェフを呼んでフルコースを食べたりと食レポ番組でのボケをエスカレートさせていることを明かしている。
相方の伊藤幸司は、国崎のこうした食レポが放送されるたびにSNSに脅迫染みたメッセージがくると明かしていたこともある。だが、国崎は決してロケ先に迷惑をかけたいわけではなく、オファーの時点で「普通に食べないけど、いいですか?」と了承を得ていることを何度も明かしている。
現場で無茶をやるからには、根回しは怠らない。国崎はそうして、テレビでの特異なポジションを獲得しているのだ。
「すごいよな、それをやり続けることによって、ランジャタイを呼ぶってそういうことなんだってなったんだもんな」と感心する向井。
「でも評判は悪いですよ。むちゃくちゃ評判悪いです」そうオチを付ける国崎だった。
(文=新越谷ノリヲ)
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