「ゴチバトル」レギュラー入りで懸念されるやす子の“日テレ専属化”
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オリコンが選ぶ「2023年ブレイク芸人ランキング」で1位に選ばれたやす子が、さらに“大魚”をゲットした。新メンバーが注目されていた『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の「ゴチバトル」のレギュラーを、俳優の高橋文哉とともにゲット。超人気番組に1年間出続ける権利を獲得したのだ。
「ゴチバトルはすでに20年以上続いている名物コーナーですが、いまだに安定して2ケタの視聴率を取る超優良コンテンツ。視聴者層も老若男女と幅広く、顔と名前を覚えてもらう絶好のチャンスです。近年はレギュラーメンバーに加え、芸人、イケメン俳優、売り出し中の若手女優という組み合わせが続いていますが、昨年末の放送で矢部浩之と宮野真守がクビになったため、矢部の代わりに芸人のやす子が加わり、“イケメン枠”を高橋が埋める形になりました。負けて大金を支払うのは当然つらいですが、今後の仕事に繋がることを考えればノーギャラでも出たい番組です」(民放バラエティ番組制作関係者)
高級料理とはイメージが結びつかないやす子だが、新レギュラー初回は優れた金銭感覚を披露し、3位に入る順調なスタート。ゴチ以外でもテレビに出まくり、まさに乗りに乗った状態だが、ちょっとした不安要素はある。
「目下テレビで見ない日はないほど活躍中のやす子ですが、仕事が少々、日本テレビに偏っています。彼女はもともと『ぐるナイ』の芸人発掘コーナー『おもしろ荘』で発掘された経歴の持ち主なので、日テレがプッシュするのは当たり前ですが、日テレのいろいろな番組に出まくることで“日テレ専属”のような扱いになってしまい、他局の仕事が来ないパターンがしばしば見受けられます。典型的なのはイモトアヤコですし、ブルゾンちえみ、りんごちゃん、みやぞんあたりもその仲間に入りそう。芸能人が売れるタイミングは一瞬ですから、そこでしっかりチャンスを与えるのは“面倒見が良いテレビ局”という解釈もできますが、“使い倒して、飽きたらポイ”というケースも見られます。やす子は1月からゴチバトルに加えて『ヒルナンデス!』のシーズンレギュラーにも起用されており、これは危険な兆候です」(キー局関係者)
しかし、半年足らずで消えてしまう芸人もいるなか、やす子は少なくとも1年間「ゴチバトル」に出られるので、“賞味期限”は自ずと長くなる。とはいえ、芸人の入れ替わりは激しく、今年が勝負の年になるのは間違いない。
「やす子には自衛隊ネタ、『はい~~』という決めフレーズ、七三分けに迷彩服など、強力な武器がいくつもありますが、人の良さそうなキャラだけで渡り歩けるほどテレビの世界は甘くありません。ゴチバトルはトークスキルがそれほど要求される番組ではありませんが、一歩間違うと本当に“料理を食べているだけ”になってしまう。今年は矢部浩之がクビになってしまい、イジり役がいないのもやす子にとってはアンラッキーでしょう。ボケに走る、キレ芸、毒舌、自虐、ボヤキなど方法はさまざまですが、何か自分の色を出せれば、長く芸人として活躍する道が見つけられるはず。新境地を開拓して実力を見せつけられるか、底の浅さを露呈してしまうか、ゴチバトルでの立ち居振舞いが今後の芸人人生を左右することになるでしょう」(前出・民放バラエティ番組制作関係者)
あまり気負うと高級料理が喉を通らなそうだが、自衛隊で鍛え抜かれた彼女には、そんなプレッシャーは無縁か。
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