大ブレークコンビ・コットンの意外な理想像「コンビで吉村崇になりたい」
#吉村崇 #しくじり先生 #コットン
2日に配信された『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(ABEMA)に、お笑いコンビ・コットンが出演。ブレーク後の悩みを明かしている。
一昨年の『キングオブコント』(TBS系)準優勝をきっかけに、一気に露出を増やしたコットン。現在では『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)をはじめとして多くのレギュラー番組を抱える売れっ子となったが、『しくじり先生』との関係は極めて深い。というのも、21年にラフレクランからコットンにコンビ名を改めたのが、この番組なのである。
そんなコットンだが、西村真二のキャラクターが定まらないことや、コンビで出演した際のスタンスに悩むなど、売れっ子となった現在ならではの悩みを吐露。スタジオレギュラーのオードリー・若林正恭、ハライチ・澤部佑、平成ノブシコブシ・吉村崇、アルコ&ピースという先輩たちから、さまざなアドバイスが飛び交った。
番組終盤、コットンは今後の活動を見据える上で「最高のモデルケース」として1人の芸人の名前を挙げた。それは、この日のスタジオにも座っていた吉村である。
「僕らは劇場主体でやってたので、テレビとかもそんなに出てなかったですし、正直、吉村さんはヘナチョコだと思ってた」
そう明かす西村だが、自らのテレビ出演が増えるようになって改めてテレビタレントとしての吉村を研究すると、その「すごさ」に気づいたのだという。
「吉村さんが、本当にオールラウンダーすぎて」
吉村自身は、平成ノブシコブシが賞レースでまったく結果を残していないことを自虐として語ることが多いが、芸人からの評価は高い。『しくじり先生』の過去の放送でも、アルピー酒井健太が「爆発力、突破力がすごい」と評すれば、平子祐希も「平場の天才。平場の立ち回りでは芸能界のトップ5に入る」と絶賛していたことがある。
今回の『しくじり』でコットンが口にした「アジャスト力」という吉村の評価も、多くの芸人・業界人が口にしている。
17年4月にはラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!』(MBSラジオ)で極楽とんぼ・加藤浩次が「キャスティングする人にしてみたら、本当に吉村ってちょうどいい」と語り、22年2月には麒麟・川島明が『川島明のねごと』(TBSラジオ)で「まったく文句を言わない」「打ち合わせをちゃんとやる」「スタッフが好きで好きでしょうがないって」という業界評を紹介している。
そんな吉村の「アジャスト力」が一般層にも広く知られるようになったのが、18年10月に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)だろう。
「生中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説」という企画で、釣り堀での生放送レポートを担当することになった吉村。そこに“ヤバめ”の素人を投入してリアクションを検証しようというドッキリである。
ここで吉村は、角材を片手に迫ってくる挙動不審な男(仕掛け人)に対し、笑顔で対応。肩を抱いて画角の外に追いやろうとしながらも、「よしよし、素晴らしいですねー」「もー懐いちゃって!」と、まったく危機感を感じさせることなく明るく楽しいロケを完遂してみせたのだ。
それはまさに規格外の「アジャスト力」といえる吉村の姿だった。「コンビで吉村崇」を目指すというコットンの今後にも注目したいところだ。
(文=新越谷ノリヲ)
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