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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 本田真凜、キャスター起用賛否も話題性抜群

本田真凜、フジ中継キャスター起用にフィギュアファンから反発も…話題性抜群で業界の期待大

本田真凜(写真/Getty Imagesより)

 フィギュアスケート女子の2016年世界ジュニア覇者で、先日現役を引退した本田真凜が、3月にフジテレビ系で中継される「世界フィギュアスケート選手権」のSPフィールドキャスターに就任することが発表された。これをきっかけとして芸能活動への本格進出に期待が集まる一方、ネット上では「キャスターってそんなに簡単になれるものなの?」といった疑問の声も飛び交い、今後をめぐって波紋が広がっているようだ。

 本田は1月11日に引退会見を開き、競技引退後はプロスケーターに転向することを発表。同じくフィギュアスケーターである妹の望結は女優、紗来はタレントとして活動していることから「芸能活動に興味は?」と記者から問われると、本田は「今後もスケートを滑り続けていきたい」としつつも、「もしチャンスがあれば、いろんなことにも新しく挑戦していきたい」と可能性を示唆していた。

 この「新しい挑戦」の第一歩となるのが、世界フィギュア中継のSPフィールドキャスター就任だ。本田は1月28日にフジテレビ系スポーツ番組『S-PARK』に出演し、3月18日からカナダで開催される「世界フィギュアスケート選手権」の中継に現地から参加することを発表した。また、2~3月に台湾で行われる世界ジュニア選手権でも現地取材を担当するという。

 ジュニア時代に「ポスト浅田真央」とも称されていた本田の注目度は高く、先述の引退会見には「非・五輪メダリスト」としては異例となる45社の報道陣が詰めかけた。だからこそ、フジテレビは世界フィギュア中継の「目玉」として本田を起用したのだろうが、ファンからは疑問の声も噴出している。

 本田はシニア転向後にそれほど目立った成績を上げられず、2021年には日本スケート連盟の強化選手から外れ、昨年12月の全日本選手権では故障の影響もあって最下位となった。例年、世界フィギュア中継はトリノ五輪金メダリストの荒川静香らが解説を務めており、そうした出演者に比べると「実績不足」ではないかと指摘されているのだ。

 また、本田は抜群のルックスでジュニア時代からアイドル的な人気を誇り、競技外で話題を振りまくことも多かったため、熱心なフィギュアファンから「半分タレント」のように見られていたことも反発につながっているようだ。

 さらに、世界フィギュア選手権には宇野昌磨が出場を予定しているが、宇野は本田との交際を公表している。SNSにツーショットを大量投稿してノロケたり、本田が妹たちと運営しているYouTubeチャンネル「本田姉妹やで」に宇野が出演したりと、完全にオープン交際となっている。フジテレビとしては、現地での宇野と本田の絡みを見どころのひとつにするとみられており、それもフィギュアファンからは「雑音になる」と懸念されているようだ。

 そうした疑問の声がある一方、業界では本田への期待も大きい。アスリート出身なので清潔感があって好感度が高く、今回のSPフィールドキャスターをきっかけにスポーツ番組やバラエティ、CMなどに進出すれば大きく躍進しそうだと予測されている。「本田姉妹」として妹たちと共演したり、爽やかカップルとして宇野とテレビ番組などで絡んだりすることができれば話題性も十分だろう。

 フィギュア出身の姉妹というと浅田舞・浅田真央がいるが、本田姉妹がそれに続くことになるのか注目だ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/02/01 16:11
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