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山田邦子が圧巻のハイスピードトーク『ザ・ラジオショー』でナイツがタジタジに……

山田邦子

 30日放送の『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に山田邦子がゲスト出演。MCのナイツ・塙宣之と並んで審査員を務めた『M-1グランプリ2023』(テレビ朝日系)を振り返った。

 2回目の審査員席となった邦子は前年よりも緊張したといい「優勝すると(出場者の)人生が変わるんだと思って」と、その責任感を実感したと語った。

 令和ロマンとヤーレンズの大接戦となった最終決戦の審査では、「私はヤーレンズでしたね」と迷いがなかったことを明かし「さや香はないなぁと思いましたね」と、すかさずフォロー。ひとしきりイジッた後に、「でも、わかるよ。やりたかったんでしょうね。自分の中で大笑いするやつあるじゃないですか」と理解を示した。

 また、エンディングで邦子がスポンサーのパネルを裏返しに持っていたことで一部から批判を浴びたことについて、塙が「あれ、邦子さんかわいそうでしたね」と、フロアからの指示が中途半端だったことを説明し、邦子は「私はスポンサーのことしか考えてないんだから。内容なんてどうでもいいんだから」と笑いに変えながら釈明しつつ、最後には「すみませんでした」と謝罪していた。

 また、番組の最後に「さや香の最後のネタ全然良くなかった」と発言したことについても、MCの今田耕司が残り3秒ほどで話を振ってきたことに不満を漏らしつつ「さや香、かわいそうに、と思って」とその意図を語るとともに、「私が、さや香って言ったときにはもうカメラさんやスイッチャーさんはさや香を押さえてたんだから」と、『M-1』制作陣のチームワークの良さを絶賛していた。

 この話に塙は、「それがわかる邦子さんがすごいですよね。MCの気持ちもわかるし」と、その視野の広さと経験値に大いに感心した様子。邦子も「何年やってると思ってるんですか、そんなことばっかり考えてるんだから」と返していた。

 それにしても、である。『ラジオショー』には毎日さまざまなゲストが登場するが、山田邦子のトークのテンポが圧倒的に速い。まったくよどみなく、実に楽しそうに話し続けている。手練れのナイツが付いていくのがやっとだ。

 その後も塙がひとつ話題を振ればハイスピードで数々のエピソードを繰り出し、必ず笑いを挟み込んでくる。

 邦子が『M-1』審査員を務めることが報じられた際には否定的な意見も少なくなかったし、テレビで活躍していたころを知らない世代も増えてきている。

 だが、やはり「史上唯一、天下を取った女性芸人」の肩書きは伊達ではない。芸歴44年、山田邦子という芸人の完全なる現役感を目の当たりにする放送だった。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/01/30 20:22
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