テレビ界の寵児「16歳女子高生」を弄んだ履歴書、元タレント「松本人志さんから19歳の夏に…」、元女優が“薬物&性加害疑惑”告発ほかスクープ10本
#週刊誌スクープ大賞
「すべては秘書の……」岸田首相にも直撃した裏金問題
ところで、毎回、政治とカネの問題が起きると、政治家はいつも「秘書が。秘書が」といって逃げるのが常套手段だが、企業を持ち出すまでもなく、政治家が知らないうちに秘書が多額の金額を報告しない、収支報告書に記載しないというようなことがあり得るはずはない。
今回の派閥の裏金問題も、起訴されたのはその他大勢の政治家で、大物といわれる政治家は逃げ切るようである。
その裏金問題は岸田文雄首相も直撃した。
岸田(宏池会)の元事務局長・佐々木和男(80)が、1月19日、2020年までの3年間で約三千万円のパーティー収入などを派閥の収支報告書に記載しなかったとして、東京地検特捜部に、政治資金規制法違反の罪で略式起訴された。
だが、その佐々木が文春の直撃にこう答えている。
――不記載は岸田首相にも報告した?
「パー券のことはしないですね。他の派閥もそうなんじゃないですか?」
――佐々木さんの判断?
「気付かなかった。事務的なミスです。まぁでも、他のとことは違ってキックバックじゃなかったしね」
だが、次の質問には苦渋の表情をにじませたという。
――佐々木さんが全て被りますか?
「被るって……(笑)。でも今回思いましたけど、政治資金規制法では会計責任者に全て責任が行くんですよね。ホントに……」
――おかしいですよね。
「うん……。忸怩たる思いです。恥じ入っています」
政治資金規正法では、収支報告書の記載義務が課せられるのは会計責任者のみ。議員との連座性を導入すべきだという声は絶えず出るが、それを実行しようという覚悟のある政治家はほとんどいない。
岸田派でも、佐々木のみが責任を負わされた格好だ。
――佐々木さんだけではできない?
「うん……」
最後は、そう悔しさをにじませたという。
岸田首相はこの言葉をどう聞くのだろう。
芸能界の性加害告発の動きはますます広がりそうである。
FRIDAYDigitalがこう報じている。
「元女優の若林志穂さんが、1月23日にXを更新。去年の11月12日に行ったライブ配信した動画をリポストするかたちで、女優時代に大物ミュージシャンから性暴力被害を受けたことを激白し、話題になっている。
若林さんといえば、人気ドラマ『天までとどけ』シリーズ(TBS系)や映画『英二』などに出演していたが、’09年に体調不良などにより芸能界を引退した。
『若林さんの動画によると、当時ドラマで共演した俳優兼ミュージシャンの“N”から再びオファーがあり1997年に再共演することに。Nから“セリフ合わせをしよう”と誘われ、Nが暴力を振るうことで有名だったということもあり、断りきれずに自宅に招き入れてしまったという。そのときNはプレゼントがあると言うとカバンから“白い粉”を取り出し、ガラスのパイプで吸い始めたそうです』(スポーツ紙記者)
若林さんは配信で、
『Nさんに薬物持って来られて、監禁されてレイプされて暴力を振るわれて、最終的に「お前なんか芸能界に居られないようにボコボコにして海に沈めてやる。俺の周りにはそういうことできるやつがいる」と脅されました。それが3回くらいありました』」
若林は、そのためにPTSDになってしまったという。
「せっかく芸能界を辞めて今いろんな闇が浮き彫りになる中、私はこのNさんだけは許しちゃいけないと!」
若林と映画『英二』に出ていたNといえば……。
ついに実名で松本人志のことを告発する女性が出てきた。
ジャニー喜多川事件でも、匿名告発ではなかなか動かなかった世論やメディアが、実名、顔出しで告発する元ジャニーズが出てきて流れがガラッと変わった。
今回もそうなるのではないかと思わせる節目になりそうである。
悲痛な胸の内を文春に吐露するのは、多くのバラエティー番組に出演した過去を持つ、元タレントの大塚里香(37)である。
「私は仕事柄、多くの芸能人と食事をする機会がありましたが、あんなにひどい酷い仕打ちを受けたのは、私の人生で彼だけでした。あの出来事はトラウマとして記憶に残り、ずっと苦しめられてきまし」
そう語る。
その前に、松本人志が文春を訴えるに至った経緯を振り返る。
その内幕を知る吉本関係者がこのように明かしている。
「提訴したのは、吉本興業ではなく、松本さん自身。当初、彼は別の弁護士にオファーを出していましたが、『勝算がない』と次々断られ、最終的に田代(政弘=筆者注)弁護士に白羽の矢が立ったのです。彼は、陸山会事件で捜査報告書に虚偽の記載をしたとして、虚偽有印公文書作成及び行使罪で告発され、検察官を辞職した人物です」
だいぶ苦労した末の弁護士選びだったようだ。
さて、大塚が悲惨な経験をしたのは18年前で、最初に松本人志を告発したA子の事案は9年前のことだった。
時期はかなり違うが、松本が来ることを知らされていない、携帯電話の使用制限、松本と二人きりにさせるなど、手口はほとんど同じだったようだ。
大塚は当時19歳だった。
今回、実名で顔出し証言に踏み切った背景には、松本の提訴、そして告発者であるA子に共感して力になりたいという思いがあるそうだ。
「〇六年八月、私は友人から『知り合いの芸人と会食がある』と誘われ、他のメンバーを知らされないまま、参加しました」
指定された場所は最初、都内のカラオケ付きのバーだった。特等席に座る松本の脇を固めるのは、後にM-1王者として芸能界で確固たる地位を確立する後輩や、海外出身の異色の芸人だったという。
二次会は松本の家だった。後輩芸人に無理に連れて行かれてしまったそうだ。松本は6畳ほどの狭い寝室に置かれたベッドに腰掛けていた。
「座りや」といわれた後、キスを迫られる。ベッドの端に腰をかけた彼女は、身体に伸びる手を拒み、精一杯の抵抗を試みたそうだ。
「ちょっと今は……。もっと仲良くなってから」
大塚が約10分間の出来事を振り返る。
「芸能界の大先輩を怒らしたことが怖くて仕方なく『本当にごめんなさい』と言って部屋を出たのですが、すぐに松本さんが後を追ってきた。みんながいるリビングで『なんで俺とできないんや』と、四十歳前後の大人に囲まれ、あまりの恐怖で苦笑いしてしまった。ところが、松本さんは『こういう女は笑ってるだけで、何も考えてないねん。自分ってものがないねん』と、人格を否定するようなことを延々言ってきたのです」
文春によれば、松本を告発する女性たちの輪は、日に日に広がりを見せているという。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事