河合郁人、木村拓哉がYouTubeで苦戦…視聴者の「リアル関心度」見えるもろ刃の剣
#河合郁人
昨年12月にA.B.C-Zを卒業してソロになった河合郁人が、YouTubeで大苦戦していると騒がれている。YouTubeやSNSはテレビでうかがい知れない「リアル関心度」が分かってしまう面があり、スーパースターの木村拓哉ですらも伸び悩みを指摘されるなど難しい部分があるようだ。
昨年12月21日をもってA.B.C-Zを卒業した河合は、翌日に個人のYouTubeチャンネル「かわいたちチャンネル~Purple Rain~」を開設。人気お笑いコンビ・かまいたちの「かまいたちチャンネル」と名称が酷似していることから、1本目はかまいたちの2人に許可を取りにいくというコラボ動画で、26日の時点で再生数は約23万回とそれなりの数字となっている。
しかし、以降の動画は2万~8万回程度と再生数が伸びず、人気お笑いコンビ・ニューヨークとコラボした2本の動画ですら再生数が約4万回と約2.5万回という低調ぶりだ。
それ以上に深刻なのがチャンネル登録者数の少なさで、開設から約1カ月が経った現在も登録者数2.8万人という厳しい状態だ。また、河合は昨年10月に個人のInstagramアカウントを開設したが、現在のフォロワー数は約11万人で、そちらも河合の知名度や露出度の高さを考えると物足りない数字となっている。正直なところ、旧ジャニーズ系タレントでここまで「不発」状態となっているケースはほかに類がないだろう。
苦戦の背景には、河合の立ち位置の問題がある。テレビにおける河合は、番組の中心になるというよりも、サブ的なポジションで気の利いたコメントや旧ジャニーズネタを繰り出して盛り上げるタイプ。そのため、何となくテレビで彼を見ているというレベルの視聴者だと、YouTubeチャンネルを始めたからといって、わざわざ視聴しようとは考えないのではないかと推察される。
となると、A.B.C-Z時代からの熱心なファンがYouTubeやSNSでのメインターゲットになるだろうが、河合が「40歳までに冠番組を持つ」「MCとしてのポジションを確立する」という目標のためにグループを卒業したことには賛否あり、ファン全員が河合のソロ転向を歓迎しているわけではない。その結果がチャンネル登録者数や動画の再生数に現れているのではないかと指摘されている。
旧ジャニーズタレントのYouTube進出をめぐっては、元日に公式チャンネルを開設した木村拓哉も苦戦が伝えられた。動画配信サービス「GYAO!」の消滅と共に終了した冠番組『木村さ~~ん!』をYouTubeで復活させるということだったが、3日正午になってもチャンネル登録者数は約4.5万人で、1本目の動画の再生数も17万回程度と伸び悩み、スーパースターとしては厳しすぎる状況となった。
現在は登録者数約39万人で複数の動画が100万回再生を突破するなど何とか面目を保っているが、先日の結婚発表で話題を呼んだ堂本剛が出演した「過去回」を配信するなど、なりふり構わずに再生数を上げようとしている様子もうかがえる。
その一方、二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨による「よにのちゃんねる」は登録者数が420万人超、動画の再生数はコンスタントに100万~200万回以上を叩き出しており、安定した人気を誇っている。また、旧ジャニーズ系のエース格となったSnow Manは登録者数が310万人超、動画の再生数は平均して100万~300万回超となるなど圧倒的な支持を集め、昨年大みそかに実施したライブ配信は同時接続者数最大133万人で日本歴代1位を記録した。
YouTubeは何となく流しているテレビと違って能動的に視聴するメディアであるため、ユーザーの関心度が如実に表れてしまう。新たなファン層を獲得できる可能性もあるが、伸び悩めばテレビ業界や広告業界から「数字を持っていない」と判断される恐れもあり、タレントにとってもろ刃の剣ともいえそうだ。
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