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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > Ado、コラボ相手への配慮欠けた批判に激怒

Ado、コラボ相手への配慮欠けた批判に激怒…「ネットの意見気にしすぎ」と心配の声も

株式会社クラウドナイン(Cloud Nine)公式サイトより/「Ado(アド)」

 歌手のAdoが、コラボ相手に対するネット上の「配慮に欠けた言葉」に苦言を呈した。「想像力も優しさも配慮もない無神経な方々に私は作品を届けたいとは思いません」「LIVEもYouTubeも見てほしいとは思わない」などと激しい怒りをあらわにしており、ネット上で波紋が広がっている。

 発端となったのは、23日にAdoの公式YouTubeチャンネルにアップされたライブ動画。昨年9月に横浜アリーナで行われたライブで、同じ「歌い手」出身の吉乃、弱酸性と3人でコラボ歌唱している場面が公開された。

 ところが、これに対してSNS上の一部ファンから「歌唱力が違いすぎる」「Adoの二番煎じ」などと、吉乃や弱酸性への否定的な意見が噴出。誹謗中傷レベルのコメントもあった。

 こうした状況を受けて、Adoは25日付のX(旧Twitter)で「コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ」と題し、「私は私の好きな方や尊敬してる方とコラボさせていただいています。それに対してマイナスの意見を持つのも構いません。ただ、ご本人達が見える場所に書き込んだり、それに対してまた見える形でリアクションして賛同の声を上げてしまうような想像力も優しさも配慮もない無神経な方々に私は作品を届けたいとは思いません」と怒りを表明した。

 さらに「今後も私は私が大好きな色んな方とコラボさせていただきます。その方々を傷つける可能性があるような人達にはLIVEもYouTubeも見てほしいとは思わないので来ないでください。私にもしっかりそれらの声は届いているので、Xもブロックさせていただきます」とし、コラボ相手を傷つけるような言動をする人たちを拒絶する姿勢を見せた。

 また、コラボやSNSでの投稿に関しては「基本的にコラボをしよう!と声をかけるのも、今回であればゲスト出演をお願いしたのも全て私の提案です。大好きだからお願いするのです。言わされているですとか利用されているですとか私の意思がないですとか、、今回の発信も、この発信も全て1000000%私の意思で発信しています」と、すべて自分の意思であると強調。続けて「こんな自分なんかを応援してくださっているファンの皆さまのことをイエスマンだとか、表面的な言葉で否定して傍観した様なポスト類も非常に失礼に当たりますし、腹が立ちます」と記し、批判の矛先がファンに向いていることにも憤っている。

 これに対して、ネット上では「そんな人たちはファンじゃないでしょ」「コラボ相手を守ろうとしているのが素晴らしい」などと賛同の声が続出。その一方で「怒りは理解できるけど、ライブやYouTube見るなとかちょっと言い過ぎでは」「もうトップアーティストなんだから、いちいち構わずにスルーしたほうがいいと思う」といった意見もあり、賛否両論となっているようだ。

 その是非についてはさまざまな見方があるが、ファンからは「ネットの声を気にしすぎなのが心配」という声も。Adoは一昨年の自身の誕生日に大好きなアニメ『Yes!プリキュア5』(テレビ朝日系)の主題歌を歌った動画を公開したが、一部のプリキュアファンから「イメージが違うからAdoに歌ってほしくなかった」「Adoが関わると界隈が荒れるからやめてほしい」といった批判が相次いだ。

 これを目にしたと思われるAdoは、「皆さんの好きが自分のせいで否定に向かってしまっていれば本当に申し訳ないです」と謝罪。ネット上では「どう考えてもAdo悪くないでしょ」「これは『うっせぇわ』って言い返しても許されるレベル」などと擁護の声が続出したが、Adoは「好きだから!と、好きという気持ちで動くのも、良い場合とそうでない時がありますね……」と落ち込んだ様子だった。

 Adoは2月から予定されているワールドツアーで本格的な世界進出に乗り出し、4月には女性ソロ歌手初となる国立競技場ワンマンライブを控えるなど、これまで以上に国内外で人気や評価が高まっていきそうな状況となっている。ビッグになればなるほどネット上で批判的な意見が増えていくのは人気者の宿命で、そうなった時にAdoのメンタルに悪影響があるのではとファンは危惧しているようだ。

 今回のような騒動が、快進撃を続ける彼女の勢いに水を差すようなことにならないことを祈りたい。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/01/26 15:00
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