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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 『R-1』有力者が次々に2回戦敗退

『R-1グランプリ』過去のファイナリストが大量に2回戦敗退 芸歴制限撤廃で

R-1グランプリ2024 公式サイト

 24日、今年のピン芸人日本一を決める『R-1グランプリ』(フジテレビ系)の2回戦が終了し、準々決勝進出者が発表された。

 同大会は2021年から23年までの3年間、芸歴10年以内という制限が設けられていたが、今年からその制限を撤廃。すべての芸人に出場資格が与えられたことで、数多くのベテラン芸人が参戦し、空前の激戦となっている。

 今月17・18日の大阪2回戦、22~24日の東京2回戦を経て準々決勝に進出したのは計122人。だが、その裏で多くの有力芸人が敗退していくことになった。

 まず大阪では、フースーヤ谷口、滝音・さすけ、シモタ(シモリュウ)、からし蓮根 杉本青空、ヘンダーソン子安といった劇場メンバーが準々決勝を前に姿を消した。いずれも過去の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準決勝以上を経験している芸人である。

 さらに東京では、22日の1日目に09年の『R-1』王者・中山功太をはじめとして、ファイナル進出経験のあるTAIGA、キャプテン渡辺、ミヤシタガク、金の国 渡部おにぎり、小森園ひろしが敗退。『R-1』では過去に準決勝進出経験のある芸人には1回戦シードが与えられるため、これだけのメンバーが初戦で姿を消したことになる。

 23日には、同じくファイナル経験のある高田ぽる子、すゑひろがりず南條、守谷日和、パーパーほしのディスコ、レイザーラモンRGが2回戦で敗退。24日にはロビンフットのおぐも敗退している。

 2回戦にして、過去のファイナリストが大量に敗退している今回の『R-1グランプリ』。芸歴制限の撤廃は、『R-1』予選を非常に厳しい戦いに変えたようだ。

 一方で、この制限撤廃によって再びエントリーしている芸人の中でも、注目のメンツが準々決勝に進んでいる。

 一昨年の『M-1』で「R-1には夢がない」と断言し、物議をかもしたウエストランド井口。その発言とは裏腹に芸歴に制限がかかるまでは積極的に『R-1』に参戦しており、過去に準決勝進出の経験がある。

 今や松竹芸能でも随一の売れっ子タレントになったヒコロヒーも無事に2回戦を勝ち抜いた。こちらも過去に2度、準決勝に進出している。

 ファイナルを経験後に芸歴制限にひっかかり、今回復帰してきた中では、こちらもテレビスターの仲間入りを果たしているおいでやす小田、「世界のナベアツ」として08年大会に出場し、「3の倍数」ネタで一台ムーブメントを巻き起こした桂三度、クズキャラとして定着した岡野陽一も準々決勝に駒を進めている。

 さらに、タモリモノマネの第一人者として知られるコージー冨田は『R-1』に初エントリー。こちらも準々決勝に残った。

 準々決勝は2月1日大阪と、2日、4日、6日東京の4日間。今日までに発表された合格者の他に追加合格が加わる可能性は残されているが、今年の『R-1』は、さらなる激戦となりそうだ。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/01/24 21:00
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