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呂布カルマ、小児性愛者のネット交流に嫌悪感…「ガス流し込め」発言で物議醸す

呂布カルマ Instagram

 ラッパーの呂布カルマが、小児性愛者について持論を展開。一部で報道された「小児性愛者が集まるSNS」について、「オフ会で一箇所に集めてガス流し込めよ」などと発言し、ネット上で内心の自由や子どもの安全などの観点から賛否が巻き起こっている。

 先日、2018年~2022年に北海道に住む当時13歳未満の女児に睡眠導入剤を飲ませて性的暴行を行ったなどとして5人の男が逮捕され、彼らについて「5人は小児性愛者が集まるネット交流サービス(SNS)で知り合い、女児は容疑者の1人と面識があった」などと報じられた。

 これを受けて、呂布カルマは16日付の自身のXで「小児性愛者が集まるネット交流サービスって何だよ。オフ会で一箇所に集めてガス流し込めよ」と発言。ネット上では「そんな連中が集まるコミュニティは破壊したほうがいいに決まってる」「呂布カルマの発言に共感」「一網打尽にしてほしい」などと賛同の声が上がった。

 だが、その一方で「キモイから弾圧していいみたいな考え方は、LGBT差別とかとまったく変わらない」「内心の自由は絶対に保障されるべき」「ナチス支持者の多くが”善良”な市民だったってのがよくわかる意見だなあ」といった否定的なコメントが相次ぎ、炎上状態となった。

 実際、ネット上で小児性愛者的な言動をしていたとしても法を犯しているわけでなければ「内心の自由」とされるが、呂布カルマは「弾圧されて然るべき。恥じろよお前ら」「小児性愛が世間から受け入れられない、迫害を受けるって自覚があるから敏感になっちゃってんだろうな。可哀想な奴らだ」などと主張。

 さらに「ガス流し込め」発言について、何もしていない小児性愛者に危害を加えるわけではないとしつつ、現実の子どもには手を出さないと称する小児性愛趣味の人たちに対して「俺は小児性愛者だけど、絶対に間違いは起こさないから認めてよって奴なんか絶対刺さないけどいつもナイフ持ってるんだよね、落ち着くから。って言ってんのと同じなんだよ。子を持つ親からしたら」「そんな事を公言してる奴が隣に住んでたら外で子供遊ばせるのも怖いだろ。だから小児性愛は墓まで持ってけ。表に出すな。それか山奥で一人で暮らせ」と訴えた。呂布カルマは幼い娘と息子を持つ2児のパパであり、そうした立場も発言に影響しているようだ。

 また、一部では「法を犯しているわけではない小児性愛趣味を叩いて、大麻で逮捕された人を擁護するような言動をしているのはおかしい」との指摘があったが、呂布カルマは「大麻は全く悪いと思わないので」と反論。「確かに俺は法律なんか都合よく使う道具ぐらいにしか思ってないから法こそ全てのガチガチ人間からしたら敵だわな。それは知ってる」とも記しており、法律を絶対視する立場ではないことを強調している。

 呂布カルマといえば、能登半島地震で被災した住宅を狙った窃盗行為について「火事場泥棒は殺してもいい」などと発言して物議を醸したばかり。ネット上では、関東大震災後の混乱期に起きた「福田村事件」(『朝鮮人が襲ってくる』といったデマが飛び交う中で、朝鮮人に間違われた妊婦や幼児を含む行商の日本人9人が村の自警団に殺害された事件)などを例に、「行き過ぎた正義感で無実の人たちが虐殺される可能性がある」「感情的な暴力礼賛は危険」といった批判が数多く寄せられた。しかし、呂布カルマは「火事場泥棒の身内が怒ってら。まとめて地獄に堕ちろよ」などと記し、意に介していない様子だった。

 最近は情報番組にコメンテーターとして出演することもある呂布カルマだが、SNSでの発言はテレビとは比べ物にならないくらい過激で、今後も波紋が広がっていきそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/01/22 18:00
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