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小倉優子、新NISAや裏金問題で「政府の闇」指摘…反響大でコメンテーター需要急上昇?

小倉優子

 タレントの小倉優子が「政府の闇」に相次いで言及し、ネット上で「よく言ってくれた」「陰謀論者みたい」などと賛否を呼んでいる。庶民目線での発言は反響が大きく、一部では「新ご意見番」になるのではと期待されているようだ。

 小倉は20日、関西の情報番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)に出演。番組では自民党の政治資金パーティをめぐる裏金問題が取り上げられ、複数の国会議員や秘書らが立件された一方、安倍派の幹部は立件見送りとなったことについて、小倉は「政治家は裏で逮捕されないようにできたりするのではないですか。何か闇を感じます」と率直な思いを語った。

 今回の問題を受けて自民党は派閥解散を打ち出しているが、京大大学院教授の藤井聡氏は「論点のすりかえ。派閥を解散しても裏金問題は残る。派閥は無関係で単なる人気取り」「派閥って過去に何回も解散しているけど、3、4カ月で復活している。総選挙が終わったら復活するんじゃないか」と指摘。それを聞いた小倉は「このまま流されてうやむやのまま過ぎていくのでしょうか。すごい不信感です」とこぼし、目を丸くして「日本の政治っておかしくないですか。おかしすぎます!」と怒りをあらわにした。

 専門家的な分析ではなく、庶民の目線で憤る小倉に共感した視聴者は多かったようで、SNS上では「ゆうこりんがめっちゃ正論言ってる」「日本の政治はおかしい。これが本当の一般人の感覚だよ」「わかりやすい言葉で違和感を表明してくれてる」などと好意的な意見が飛び交った。

 それ以上に反響が大きかったのが、今年から大幅に制度が変更された「NISA(少額投資非課税制度)」への発言だ。

 6日に放送された『~ニュースを知ればボロ儲け⁉~がっぽりNEWS!2024』(同)で、小倉は国が推進しているNISAについて「手を出していないです。国が推してるじゃないですか。国が推してるものにいいものがあるのかなって。何が裏があるんじゃないか」と懐疑的な見方を示した。NISAブームに乗っかる芸能人は多いが、それとは逆に否定的な意見を表明するケースは珍しい。

 司会のさらば青春の光・森田哲矢が永久的に非課税となる「新NISA」がいかにお得なのかを力説するも、小倉は「私は預けないです。放ったらかしにしていても(儲かる)とか、そんな甘い話は世の中にない。永久っていう言葉も信じていません」と完全拒絶。その理由として「私、株やってたから分かるんです。エステに行って終わったら、リーマン・ショックで株が暴落していて痛い目にあいました」という過去の経験を明かし、長期保有について「1回下がっちゃうともう上がらないんじゃないかって気持ちになって、すぐ売りたくなる」と語った。

 これに対して、ネット上では「国もリスクがあるのは認めてるし、メリットばかり喧伝されてるのは確かにおかしい」「鵜呑みにするんじゃなく、ゆうこりんみたいにちゃんと疑うことは大事」「実際、国が推進するものって怪しい」といった賛同の声が相次いだ。

 だが、その一方で「ほとんど陰謀論者」「リーマンショックで大損したのとNISAは関係ないだろ」「NISAって投資が一定額まで非課税になる制度であって、特定の何かに投資をさせるものではないし、内容分かってないのでは」といった否定的な声もあり、賛否両論となっている。

 その是非は別にしても、小倉の発言をきっかけに「NISAは政府に何かしら裏の狙いがあるのではないか」という意見が盛り上がるなど反響は大きく、思わぬ形で小倉への注目度が急上昇しているようだ。

 小倉といえば、シングルマザーとして3人の子どもの育児に奮闘する一方、猛勉強によって白百合女子大に合格し、昨春から大学生として「学び直し」をしている。受験をサポートした現役東大生からは「学んだことを吸収するスピードが早い」と指摘されており、今後さらに知識を増やしていけば情報番組でコメンテーターとして活躍する機会が増えていきそうだ。庶民的な視点からのストレートな意見は共感を呼びやすく、40歳にして新たなキャラクターが開花するかもしれない。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/01/22 15:00
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