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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 旧ジャニ結婚・熱愛報道が止まらないワケ

中丸雄一、堂本剛、中島健人…新事務所は「放任主義」で結婚・熱愛報道止まらず

Sexy Zone・中島健人

 旧ジャニーズ所属タレントの結婚・熱愛報道が相次いでいる。今年は結婚ラッシュになると目されており、その背景には事務所の体制の変化があるようだ。タレントが自由に振る舞えるようになった一方、ファンにとっては「いつ誰が結婚してもおかしくない」という状況で賛否が起きている。

 恒例となっているスポーツ紙の元日スクープでは、NEWSの小山慶一郎とAAAの宇野実彩子、WEST.の桐山照史と元バレーボール日本代表の狩野舞子、KAT-TUNの亀梨和也とフリーアナウンサーの田中みな実の熱愛が報じられ、いずれも年内結婚の可能性が伝えられた。小山と桐山に関しては以前から噂になっていたお相手だが、亀梨と田中の組み合わせは驚きでファンに衝撃が走った。

 その騒ぎも冷めやらぬ今月11日、KinKi Kidsの堂本剛が、ももいろクローバーZの百田夏菜子との結婚を電撃発表。さらに、16日にはKAT-TUNの中丸雄一が、昨年をもって日本テレビを退社した元アナウンサーの笹崎里菜さんとの入籍を公表し、多くのファンをざわつかせた。

 報道はこれで終わらず、17日にはSexy Zoneの中島健人と元E-girlsの鷲尾伶菜の3年にも及ぶ交際が報じられ、過去に中島が雑誌連載で「『いつか特別な人と行く』と決めている」などと記していたバチカン市国への3泊5日の“婚前旅行”を満喫していたと伝えられた。中島は事務所を通じ、鷲尾について「尊敬するアーティストさんであり、友人の1人です」と釈明したが、8日に出演したフジテレビ系『グータンヌーボ2スペシャル』で「男女間の友情なんて成立しない」と発言したばかりだったため、ファンから総ツッコミを食らうことに。交際期間やバチカン旅行のことを踏まえると、こちらもいつゴールインしてもおかしくない雰囲気だ。

 そのほかにも、双方の事務所「公認」の熱愛とみられているKing & Princeの高橋海人と女優の有村架純、10年以上の交際といわれるKinKi Kidsの堂本光一と女優の佐藤めぐみ、7年以上の付き合いとされるHey! Say! JUMPの有岡大貴と女優の松岡茉優、交際がほぼ公然の秘密となっている関ジャニ∞の大倉忠義と女優の広瀬アリスらが、遠くないうちの結婚の可能性を指摘されている。

 こうした熱愛・結婚報道が頻出するようになったのは、旧ジャニーズの体制と業界への影響力の変化が関係しているようだ。

 かつてのジャニーズ事務所は、良くも悪くもタレントの私生活まで厳しく管理し、結婚のような重大事は上層部の許可がなければ決められなかった。元KAT-TUNの赤西仁のように「事後報告」したケースもあるが、赤西は全国ツアー中止などのペナルティを受けた上で退所に追い込まれた。その一方で旧ジャニーズはマスコミへにらみをきかせ、多くの熱愛報道をもみ消してきたともいわれている。また、以前は「1グループにつき既婚者は1人まで」という暗黙のルールがあるともささやかれていた。

 しかし、性加害問題によって旧ジャニーズの体制は崩壊。旧ジャニーズからマネジメント業務などを引き継ぐエージェント会社「STARTO ENTERTAINMENT」の社長に就任した福田淳氏は、「なんでも自由。タレントがやりたいことをサポートするのが会社の役目」などとタレントの自主性を尊重するスタンスを示し、ある意味では“放任主義”を掲げている。旧ジャニーズのようなマスコミの忖度も必要ないとしており、結果としてタレントが自分の意思で結婚を決断できるようになり、熱愛報道がもみ消されることもなくなった。

 風通しがよくなって「健全化した」とみることもできるが、今後ファンにとっては「推しが明日にでも結婚を発表するかもしれない」という状況が続くことになる。恋愛や結婚がフリーという風潮になっていけば「アイドル事務所」としての求心力を失う恐れもあり、こうした改革が吉と出るのか凶と出るのか注目したい。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/01/20 10:00
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