オズワルド・畠中悠が“無双状態”に……「本音キャラ」ニュースター誕生の予感
#オズワルド
17日深夜に放送されたラジオ『ほら!ここがオズワルドさんち!』(TBSラジオ)で、畠中悠がいつになくスパークしていた。
昨年末、タレント・井上咲楽との熱愛を公言して話題となった畠中だが、現状、テレビへの出演は相方・伊藤俊介のピン稼働ばかり。14日に放送された『ワイドナショー』でも伊藤が1人で出演していたが、畠中はその放送を「まだ見てないですね」とひと言。その日の『ワイドナショー』は、渦中の松本人志の話題について出演者たちが何を語るのかと業界内外の注目を集めていたが、畠中は「考えてもしょうがないと思ってね、何の情報も見てないよ、最近は」と淡々と語った。
さらに畠中は、今回の『ワイドナショー』出演時の発言について熱弁する伊藤に対して適当な相槌を打ちつつ「テレビを見ないからなぁ」と、まるで興味がない様子。
「テレビに何も思わなくなっちゃったんだよ。ガッカリしてるの、テレビに。だって出ても損しかしないもん」
そう嘆く畠中は「俺だってコンビで出たい」と訴える伊藤に「世の中に注目されても損しちゃうじゃん」と繰り返し、「今の時代が、憧れてたテレビとは違うなって」「俺は性格的には向いてなかったな」と、結論めいた発言まであった。
必死に「俺はテレビに出たいから、俺の前でテレビをそういうふうに言うな」と詰め寄る伊藤だったが、話は平行線のままだった。
また、先日放送されて大いに感動を呼んだ『M-1アナザーストーリー』(朝日放送)の話題になると、決勝進出者発表会場でオズワルド自身が敗退したにもかかわらず、合格したヤーレンズの出井隼之介に泣きながら抱き着いた伊藤を「こいつ、やってるなぁ、また」と一刀両断。「見せ泣き、ね。何度も見てきた」と、伊藤がイメージアップのためにカメラの前で泣いているとあげつらい、「その前に、(同じ吉本興業の)ダンビラムーチョさんとくらげに駆け寄ったの、ダイタクさんと俺らで」「そこで泣いたのはわかるよ。伊藤はこの涙を利用して、助走をつけて」ヤーレンズを映しているカメラの前に走り込んでいったのだと分析した。
「出井さーん! って。見せ泣きはやめてくれ!」
この指摘には伊藤もタジタジに。「俺を女優の兄だと思い過ぎだって」とツッコむしかなかった。
さらに、井上咲楽がバラエティ収録で「畠中と3回破局して復縁している」と語っていた件には「話を盛るために(井上と)話し合った」と暴露し、実際は2回だったと白状するが、その2回目の破局には「気づいてなかった。『距離を置きたい』ってLINEが来たから、距離を置こうと思って既読無視した」という奇人エピソードも披露した。
「ここ2~3カ月、こいつおかしいよ」と伊藤は嘆くが、確かにここのところの畠中は本音を包み隠さなくなってきているように見える。その様子が、畠中の思惑とは逆に「本音キャラ」としてのテレビでのブレークを予感させるのだ。
有吉弘行の例を出すまでもなく、バラエティはいつだって本音を求めている。特に最近は、ウエストランド・井口浩之や永野など、毒味が重宝される風潮が強くなっているように見える。だが、悪口を含んだ本音には賛否両論があることは否めない。
畠中という芸人は、基本的には良心の人である。妬みや嫉みを口にすることもないし、人の悪口も言わない。だが、決して自分を曲げないし、語気を荒げることもない。背が高くて顔つきが不気味なのもいい。
本人の思いとは裏腹に、各方面からその手のオファーが届く日も近いかもしれない。そう思わせるこの日の『ここオズ』だった。
(文=新越谷ノリヲ)
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