『あちこちオードリー』さらば・森田哲矢の『バチエレ』辞退発言と『新しい波32』を妄想する
#あちこちオードリー
18日に放送された『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に、「浮き沈みを繰り返している2組」というくくりでラブレターズとさらば青春の光がゲスト出演。その中で、2組の意外な巡り合わせが語られる一幕があった。
2013年に放送されたフジテレビの座組バラエティ『バチバチエレキテる』に出演していたラブレターズ。この番組の“センター”は、さらば青春の光が務めることがほぼ確定していたのだという。センターとは『めちゃ×2イケてるッ!』におけるナインティナイン、『はねるのトびら』におけるキングコングの位置である。
だが、さらばは松竹芸能からの退社を画策している時期であり、『バチエレ』出演の条件は松竹への残留。結果、さらばは『バチエレ』センターを蹴り、松竹を退社して上京している。
「フジテレビの座組バラエティ」といえば、かつてはすべての若手芸人にとっての憧れだった。あそこに呼ばれれば売れる。若手の登竜門として、あれ以上の場所はない。そういう位置付けだった。
「でもねえ、沈みそうな気がしてたんですよ」
こともなげに、さらば・森田哲矢は言い放った。その根拠として、『バチエレ』メンバーを選抜する『ロケットライブ』(同)で共演していた三四郎やウエストランドが外れることを知り、「なんとなく沈みそうな気がする」と思ったという。
森田の三四郎・小宮浩信とウエストランド・井口浩之に対する評価は極めて高い。21年10月に公開されたYouTube「佐久間宣行のNOBROCK TV」に出演した際に、佐久間氏に「東京で、すげぇなこいつと思った芸人は?」と問われ、2人の名前を即答しているほどである。
「『ふくらむスクラム!!』とかから、崩れちゃったんですよ。8年周期が」
森田がここでいう「8年周期」とは、フジテレビの片岡飛鳥氏らが唱えた「お笑いは8年ごとに新しいスターが誕生する」という独自の説にちなんだ企画。『めちゃイケ』を生んだ92年の『新しい波』に始まり、00年には『新しい波8(なみはち)』をスタートさせて『はねるのトびら』へと成長させている。
その後、08年の『新しい波16(なみいろ)』には、かまいたちやニッチェが参加。この『なみいろ』が、森田が「崩れ始めた」と言った『ふくらむスクラム!!』の前身である。
16年には『新しい波24(なみにじ)』。霜降り明星、ハナコ、吉住、ゆりやんレトリィバァという後の賞レース覇者をはじめとして、ロングコートダディ、さや香、四千頭身らが参加していたが、こちらは『AI-TV』という、もう誰も覚えていないAI番組に進化を遂げた。
森田の言う通り、「8年周期」は崩れたという見方のほうが正しいかもしれない。「新しい波」の舵取り人だった片岡飛鳥も、すでにフジテレビを退社している。
とはいえ、今年は『なみにじ』から8年後。本来なら『新しい波32』が始まる年である。最後に、『新しい波32』メンバーを妄想してみたいと思う。条件は『M-1』『KOC』の決勝に来てない、結成10年以内、華がある、吉本3・非吉本3、そのうち女性コンビ1、くらいにしておこうか。
・ケビンス
・ダブルヒガシ
・はるかぜに告ぐ
・青色1号
・金の国
・まんじゅう大帝国
どうですかね、フジテレビさん!
(文=新越谷ノリヲ)
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