のん、地上波復帰間近か…再生ジャニーズパワーが後押しに
#本多圭 #のん
所属事務所からの独立騒動以降、地上波テレビから干され続けている状態の女優・のん。しかし、この春にも地上波に完全復帰するのではないかという情報が流れている。
「のんを復活させた『スピーディー』の福田氏が、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)のマネジメント新会社の社長に就きましたからね。テレビ界では福田氏に忖度して、のんの起用を画策する“ブーメラン現象”が水面下で起こっていますよ」(番組制作会社プロデューサー)
昨年12月8日、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)は、これまで担ってきたタレントのマネジメント業務などを引き継ぐ新会社の名称「STARTO ENTERTAINMENT」を発表。社長には、コンサルテイング会社「スピーディー」社長の福田淳氏が就任することも明らかにした。
「福田氏といえば、のん復活の立役者として知られていますからね。以前から、旧ジャニーズ事務所を筆頭に、圧力、忖度によって、独立したタレントを干すなどの悪しき芸能文化をなくす必要性を訴えてきましたが、彼が社長になったことで、スタートの所属タレントのスケジュール欲しさに、地上波ではのんの起用を模索する動きが出ているんです」(前同)
のんは「能年玲奈」時代の2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』に主演し大ブレイクしたものの、15年、当時所属していた『レプロエンタテインメント』との間に契約トラブルが浮上。“奴隷契約”騒動を経て、翌年6月に独立したが、芸名としての「能年玲奈」の使用を禁止され、「のん」と改名した後も芸能界から干される状態が続いた。
「芸能界の重鎮らと親交の深い前事務所に忖度したテレビ局が、のんの起用を見合わせ、地上波での露出が激減しました。その後、2019年には、当時のジャニーズ事務所が、退所したSMAPの元メンバー3人のテレビ出演に圧力をかけた独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会から注意喚起を受けましたが、他方でのんが置かれた状態が変わることはありませんでした」(芸能ライター)
そんなのんを救ったのが福田氏だった。
のんの個人事務所は、福田氏が社長を務める「スピーディー」とマネジメント契約を締結。福田氏は芸能界の重鎮たちの圧力や忖度が及ばない映画やCM、地方自治体などの仕事を入れ、彼女の活躍の場を増やしていった。
「それでも、ドラマをはじめ地上波では今もまだ露出は少ないままですが、そんななか、NHKが昨年8月25日に関西地区で放送した『かんさい熱視線~のん、30歳。それでも私は“荒野”をゆく~』を12月14日に全国放送したんです。一部ではこれがスタート所属のタレントを起用したいがための、福田氏への忖度ではないかと囁かれているんです。なんせ、スタートは、木村拓哉はじめ約160人とエージェント契約を結ぶことになっていますからね。さっそく民放でも、局員は福田氏と親しい人物を探していますよ」(前同)
あるTBS関係者は、「16年にのんが主演の声を務めたアニメ映画『この世界の片隅で』を18年に日曜劇場でドラマ化した際、主演候補にはのんの名前も挙がっていたんです。結局、実現はしませんでしたが、局内では日曜劇場にのんを起用しようという声もあがっています」と語る。
圧力でメディアを牛耳ってきた旧ジャニーズ事務所と、それを強く批判していた福田氏。それが、旧ジャニーズの新会社社長に福田氏が就任したことで、のんの復活が果たされるのは、なんとも皮肉な話だ。
(文=本多 圭)
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