笑福亭鶴瓶、東野幸治……ランジャタイ・国崎和也を「昔の俺」と呼ぶ大物たち
#ランジャタイ
9日深夜に放送された『ランジャタイのがんばれ地上波!』(テレビ朝日系)は、「こたつトーク」と題してシンプルなトーク企画。ランジャタイの2人がそれぞれ『M-1グランプリ2023』(テレビ朝日系)の優勝候補をゲストとして呼ぶことになり、トム・ブラウンみちおとヤーレンズ・出井隼之介が出演した。ちなみに収録は『M-1』の決勝直前。ヤーレンズはすでにファイナル進出を決めており、トム・ブラウンは敗者復活戦に回ることになっていた。
ランジャタイとトム・ブラウン、ヤーレンズは長く東京のライブシーンで苦楽を共にした仲。みちおは「面白いけど、きっとみんな売れないだろうとか思いながら地下ライブやってたけど、結局みんなテレビ出れるようになったね」と穏やかに笑顔を浮かべ、出井も「ウソみたいだよな、この4人でこたつでトーク?」と感慨深げだ。
みちおは同じケイダッシュステージに所属するヤーレンズの決勝進出が決まった際、「(敗退が決まった)自分が悔しいが100で、101くらいうれしい」という気持ちだったといい、「出井2人分泣いた」というエピソードも明かされている。『M-1』の決勝に出れば必ず売れるというわけではないが、ヤーレンズに限ってはこの『M-1』をきっかけに間違いなく売れることを、みちおは確認しているようだ。
また、国崎についても、みちおは「10年後くらいになったら、ちょっと落ち着いてタモさんみたいになってると思う」と語る。
「みんなどうせ国ちゃんのこと好きだから、タモさんみたいになってると俺は勝手に思ってる」
国崎は「みんなに言われるのよ。(笑福亭)鶴瓶さんとかも、『昔の俺そっくりや』って言われて」と明かす。
「おまえめちゃくちゃするやんか、俺もな、丹波哲郎さんのオフの日な、家の廊下でウンコしてん。お前もそうやろ? って。俺はそんなことしないって!」
2022年にランジャタイがラジオ『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(ニッポン放送)にゲスト出演した際にも、鶴瓶はランジャタイを「なんかわからんけど感覚がおもろい」と評価し、「(自分が)アフロの時代は国崎やった」と語っていたことがある。
国崎を「昔の俺」と呼ぶ大物は鶴瓶だけではない。東野幸治も国崎を「昔の俺に似ている」と語っていたことがある。22年10月に『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(同)にゲスト出演した際、国崎自身が明かしている。
「東野さんとごはんをさせていただいて、『お前、俺に似とるな』って言われて」
東野は国崎に「衝動あるやろ。絶対にスベるってわかっても、お前は行くやろ。俺もそうやってん」と語ったといい、東野自身は「心のシャッター」をすることで衝動を抑え込んでいたのだという。
「国崎、お前はどうする? 心のシャッター備え付けるんか?」と問われた国崎は、「僕はそのまま、シャッターをしないまま突っ走ろうと思います」と答えたと明かしている。
国崎和也という芸人は、テレビに出始めてから、さまざまな顔を見せるようになった。ときにMC台で仕切りをこなし、ときにロジカルな語り口に説得力が宿り、ときに愛嬌と人の良さを爆発させてみせる。しかも、元来の奇天烈さにも磨きがかかっている。
「今はタモさんでいうところの、イグアナの形態模写をしている状態だから」
同番組内で語られたヤーレンズ出井の国崎評が、いかにも正鵠を射ていた。
(文=新越谷ノリヲ)
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