やす子、中継先で謎の男性がすぐ背後に…あわやの「一般人暴走」事件簿
#やす子
昨年ブレイクしたタレントの筆頭格ともいえる元自衛官の芸人・やす子が、新年の特番でヒヤリとするハプニングに見舞われた。ロケ中に謎の男性が背後に接近し、警備員が制止する事態になっていたのだ。
ハプニングがあったのは、1月1日に放送されたフジテレビ系『新春!爆笑ヒットパレード2024』の生放送中。やす子は浅草からの中継に登場し、ほふく前進で雷門の前までやってきてリポートを開始した。
周囲の一般の人たちは遠巻きにロケの様子を眺め、スマホで写真を撮るなどしていたが、その中にいた黄色のシャツと黒のブルゾンをまとった笑顔の男性がスッとやす子の背後に近づき、中継を見守っていたスタジオの出演者たちが騒然となった。
司会のナインティナインが「後ろのおじさんが!」「後ろ誰?」「やす子、後ろ!」などと叫び、笑いにしつつ知らせようとしたが、やす子は周囲が騒がしいせいかまったく気づかず。視聴者もハラハラするような場面だったが、すぐに警備員が間に入って男性を遠ざけた。
これに対して、SNS上の視聴者からは「仕込みだと思ったら無関係の人みたいでゾッとした」「警備員さんはお手柄だったけど、往来が激しい場所で安全対策なしのロケやらせたテレビ局は問題ありでしょ」「やす子さんが無事でよかったけど、これはスタッフの落ち度。安全面はしっかりしてほしい」といった心配の声が続出した。
この男性については、多数のテレビ中継などによく映り込んでいる一部で有名な存在で、あくまで中継に映ることが目的だったとみられ、悪意があって近づいたわけではないようだ。
ただ、人気タレントのすぐ近くに無関係の人が近寄れてしまったことで、安全面を危惧する意見が多く噴出している。近年は要人が命を狙われる事件が続発したこともあり、こうしたハプニングへの危機意識が強まっているのだろう。
実際、芸能人が一般人の乱入や暴走によって危険な状況に陥ったケースも少なからず起きている。
有名なものとしては、2014年に起きたAKB48の握手会襲撃事件が真っ先に思い浮かぶ。握手会の開催中にノコギリを持った男が暴れ、当時メンバーだった川栄李奈や入山杏奈らが襲われて骨折や裂傷を負った。これを機に「接触イベント」のセキュリティが大幅に強まったことでも知られる。
2012年には、井上真央が映画の舞台挨拶に出演していた時、熱狂的ファンとみられる男が壇上に乱入。「真央ちゃん、握手してください!」と井上の手を取り、会場が騒然となった。すぐに男はスタッフらに取り押さえられ、井上は男を連行するスタッフに「お手柔らかに」と声をかけ、さらに「監督の仕込みですよね?」とジョークを飛ばすなどして場を和ませる気丈さを見せたが、ヒヤッとするトラブルだった。
2007年には、当時タレントだった滝沢秀明氏を「悪魔」と呼ぶ女がタッキー&翼のコンサートでステージに近寄り、滝沢氏に「リンゴをむいてくれ」とリンゴを差し出す事件が発生。滝沢氏は丁重に断ったといわれ、すぐに警備員が女を取り押さえて連行したが、これも人気タレントの至近距離にまで近づけてしまった事例といえる。
旧ジャニーズ系のグループは一部に過激なファンがいた時期があり、過去には事務所が深刻なマナー違反の事例として「スタッフに向けてエアガンを発砲する行為」を挙げたことがある。さらに、6人時代のKAT-TUNのコンサート中に当時メンバーだった赤西仁が吹き矢で狙われたり、亀梨和也がレーザーポインターで目元を攻撃されたりといった逸話もあった。
いずれにしても、なにかあってからでは遅い。今後はよりいっそう、ロケやイベントなどにおけるタレントの安全管理を徹底すべきだろう。
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