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『紅白』歴代“低”視聴率ランキング! 史上最低の2023年に次ぐ2位は?

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『第74回NHK紅白歌合戦』キービジュアル

 昨年大みそかに放送された『第74回NHK紅白歌合戦』の第1部(午後7時20分~8時55分)が平均世帯視聴率29.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2部制となった1989年以降、初めて30%台を割り、最低視聴率となった。

 今回は、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題の影響で、例年5~6組が出場していた旧ジャニーズ事務所の所属タレントが選出されない一方で、韓国のアイドルグループやYouTube発のアーティストなど、若者にターゲットを絞ったアーティストが多数出場。

 さらに、元キャンディーズ・伊藤蘭が「キャンディーズ50周年 紅白SPメドレー」を披露したほか、企画として寺尾聰が「ルビーの指環」、薬師丸ひろ子が「セーラー服と機関銃」、ポケットビスケッツが「YELLOW YELLOW HAPPY」を披露するなど、懐かしのヒット曲も目立った。

 また、YOASOBIが大ヒット曲「アイドル」を日本のテレビ番組では初披露し、活躍中のアイドルグループが次々と登場する演出が話題に。ただ、日本アイドルの象徴ともいえる旧ジャニーズ事務所のタレントがこの演出に含まれなかったことに対し、ネット上では「なんとも言えない気持ちになった」と複雑な感情を抱いた人も多かったようだ。

 なお、平均世帯視聴率は、第1部が前述の通り29.0%、第2部(午後9時から11時45分)が31.9%を記録。2022年は第1部が31.2%、第2部(午後9時から11時45分)が35.3%であり、特に第2部が大きくダウンしてしまった印象だ。

 以下、第2部の歴代平均世帯視聴率ワースト10を紹介する。

『NHK紅白歌合戦』第2部、平均世帯視聴率ワースト10

1位 2023年 31.9%(司会者:有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造)

2位 2021年 34.3%(司会者:大泉洋、川口春奈、和久田麻由子)

3位 2022年 35.3%(司会者:大泉洋、櫻井翔、橋本環奈、桑子真帆)

4位 2019年 37.3%(司会者:櫻井翔、綾瀬はるか、内村光良、和久田麻由子)

5位 2015年 39.2%(司会者:井ノ原快彦、綾瀬はるか、黒柳徹子、有働由美子)

6位 2004年 39.3%(司会者:小野文惠、阿部渉、堀尾正明)

7位 2017年 39.4%(司会者:二宮和也、有村架純、内村光良、桑子真帆)

8位 2007年 39.5%(司会者:中居正広、笑福亭鶴瓶、松本和也、住吉美紀)

9位 2006年 39.8%(司会者:中居正広、仲間由紀恵、三宅民夫、黒崎めぐみ)

10位 2016年 40.2%(司会者:相葉雅紀、有村架純、武田真一)

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2024/01/04 14:00
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