ウエストランドの「ぶちラジ!」2023年の個人的名場面集ベスト5を選出する
#ウエストランド #ぶちラジ!
ウエストランドの「ぶちラジ!」が好きである。記事の中で何度も引用させていただいているし、当然、毎週チェックしている。
2011年11月に第1回が配信され、今年11月には600回を迎えた。現在では数多くの芸人がYouTubeでラジオ形式の配信を行っているが、その嚆矢ともいえる番組である。昨年にはウエストランドが『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝を果たし、チャンネル登録者数も一気に跳ね上がるかと思われていた。現在の登録者は6.79万人。あまり跳ね上がらなかったようだ。
ここでは、そんな「ぶちラジ!」が長く続くことを祈って、今年の名場面ベスト5を選出してみた。もちろん、筆者個人の独断と偏見によるものである。「ぶちラジ!」には、ソルジャーの数だけ名場面があるはずだ。年末年始の暇ネタとしてご笑覧いただきたい。
■井口、からし蓮根・伊織(190cm)と散歩する
前年に『M-1』を制したウエストランド、今年は出場メンバーが順繰りに参加する『M-1』ツアーで全国を回っていた。
各地で2公演行われる合間は芸人たちが親交を深める機会ともなっているが、チャンピオンであるウエストランドは常に大トリでの出演となるため、なかなか遊んでくれる後輩がいないと嘆く井口。だが、ある日の名古屋公演ではからし蓮根・伊織が散歩に誘ってくれたのだという。
身長差30cm以上となる2人の珍道中に加え、井口をバカにしていた伊織に思わぬハプニングが訪れる。
■井口、パーマ大佐に抱かれる
以前から井口がイジリ倒していたパーマ大佐と、井口のモノマネでブレークしたアイドル鳥越が、こともあろうか交際していることが発覚。この事態に河本が大興奮。「おまえはパーマ大佐に疑似的に抱かれとるわけだ」と繰り返し、井口が本気で嫌がる一幕があった。
その後、パーマ大佐とアイドル鳥越は無事に入籍。井口はご祝儀を渡すどころか、「逆ご祝儀を取ってやる!」と息巻いていた。たぶん、ホントはちゃんと祝福してると思う。
■河本のマシンガントークが出た
普段、内装業を行っている河本が内装工事についての質問を受け付ける「二代目 森泉」のコーナー。この日は同業のソルジャーから「マキタの営業マンが会社に来て、40ボルトのインパクトとレシプロソーのデモ機を置いていった」というメールが届いた。
チンプンカンプンでメール読みもままならない井口の横で、河本は「え、40ボルト出たん!」とテンション爆上げ。「えぐぅ!」「こちとら18ボルトでウエーってなっとんたんよ」「40ボルトのインパクトって何!?」と井口を置き去りにしてしゃべり続ける河本、やっぱり本職についてはちゃんと知識があるんだなと再確認させるトークだった。
■井口、ついに河本に暴行する
これまでも「●すぞ!」「硬いもの持ってこい」「法律変わんねえかな」など河本に対する暴行を示唆してきた井口だったが、実行する日が来た。
タイムキープについてもめごとになった井口と河本だが、ついに井口の怒りが爆発。手元の台本を丸めて河本に投げつけると、河本が読み終わったメールの出力紙にまで手を出し、3度、4度と河本の顔面や肩口に叩きつけた。
だが、幼馴染みである河本によれば、このときの井口は「紙を優しく丸めて、痛(いと)うないとこに当てていた」のだという。あと、そういえば井口は左利きだったことも思い出した。スープバーのおたまにブチ切れてたこともあったな。
■大船的お笑いハニービーの話
「インデペンデンスデイの久保田さんが、死んじゃったじゃないですか。何やってんだよって話なんですけど──」
第1報から1週間後に収録された回。タイタン所属前後の10年前から大船のローカルライブで共演していたというインデペンデンスデイとの出会い、衝撃的に面白かったという初対面での印象、ライブ自体はひどかったにもかかわらず「楽しくて(大船まで)行ってた」という日々を振り返った。
インデペンデンスデイというコンビのネタの完成度の低さをイジリながら、芸人らしいトークで旧友を送り出した。
* * *
そういうわけで「ぶちラジ!」、来年も楽しく聞きましょう。
(文=新越谷ノリヲ)
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