『紅白歌合戦』韓国系7組で“K-POP祭り”に? NewJeansの出場報道にファンから複雑な声も
#NHK紅白歌合戦 #NewJeans
韓国の5人組ガールズグループ「NewJeans(ニュージーンズ)」が、日本での正式デビュー前ながら大みそかの『紅白歌合戦』に初出場すると報じられた。ファンが歓喜に沸く一方、ネット上では「K-POPグループが多すぎる」「日本のアーティストを出してあげるべき」といった声もあり、賛否両論となっているようだ。
NewJeansの『紅白』出場は、29日付のサンケイスポーツが報道。記事によると、NewJeansは韓国からアメリカの年越し特番に出演することが決定しており、『紅白』では番組の後半に収録映像での出演になる可能性が高いという。NewJeansは日本向けにローカライズした楽曲をリリースしていないことから、同紙は「日本デビューが未定のグループの出場は極めて異例」としており、もし収録での出演となればそれも大物クラス並みの特別待遇だ。
昨年7月にデビューしたNewJeansは、ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインの5人組。韓国出身3人、豪州出身1人、ベトナム出身1人の多国籍グループで、今年7月にリリースした2nd EP「Get Up」が米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で1位を獲得し、長期にわたってランクインを続けたことなどで世界的な人気を獲得した。昨年12月に配信した「Ditto」はロングヒットとなり、Spotifyで異例の5億ストリーミングを突破している。
先述したように日本向けの楽曲はリリースしていないが、8月には大型野外フェス「サマーソニック」に初出演し、日本の大型音楽特番にも登場。今年の「第65回日本レコード大賞」の大賞候補となる優秀作品賞に先述の「Ditto」が韓国語と英語の歌詞の「非日本語曲」でありながらノミネートされ、30日にTBS系で生放送される『輝く!日本レコード大賞』への出演が決まっている。
日本でも10代を中心にファンが急増していることから、若年層の視聴者にアピールしたい『紅白』にとっては打ってつけの人選といえる。この報道を受けて、ネット上のファンからは「ニュジ、紅白出場って楽しみすぎる!」「紅白興味なかったけどNewJeansが出るならそこだけ見ようかな」「NewJeansの人気を考えたら妥当だけど、NHKは思い切ったことしたなー」などと歓喜の声が相次いでいる。
しかし、若者層以外にはあまりなじみがないのも事実で、ネット上では「まったく知らないK-POPグループがいきなり紅白出場って言われても」「K-POP祭りじゃん。日本の歌番組なんだから日本の歌手を出してあげてよ」「収録映像で出演させるほどなの?」などと疑問の声も。NewJeansファンからも「紅白に出たら無駄に批判されるし、出演する必要ない」「NewJeansは好きだけど、日本人歌手の枠を奪っちゃうのはよくないと思う」といった意見がある。
さらに、今年の『紅白』はSEVENTEEN、Stray Kids、LE SSERAFIM、NiziU、TWICEの日本人メンバー3人のユニット・MISAMO、JO1(吉本興業と韓国のCJ ENMによる合弁会社に所属)と計6組のK-POP勢の出演が決まっており、NewJeansを入れると7組となることから「韓国系グループが多すぎる」と感じる人も少なくないようだ。
また、今年8月にはメンバーのハニが公式SNSで、日本で撮影したとみられる写真と共に「our short trip to sushi land(寿司ランドに小旅行)」と記し、一部で「寿司ランドは日本を侮辱する言葉ではないか」「韓国をキムチランドと呼んだら差別的とみられるのと同じ」と指摘され、炎上騒動になったことがあった。この騒動の影響からバッシングを危惧する声があり、ファンも全員が手放しで『紅白』出場を歓迎しているわけではないようだ。
実際にNewJeansが『紅白』に出場するとすれば、どんなパフォーマンスを披露してくれるのか。いずれにしても「隠し玉」として、さまざまな意味で大きな注目を集めそうだ。
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