2023年連ドラ“低”視聴率ランキング…『何曜日に生まれたの』を抑えたワースト1位は?
#テレビ #視聴率
2023年もさまざまな連続ドラマが放送され、大いに盛り上がった作品があった一方、視聴率が振るわなかった作品も……。
そこで、今年民放4局で放送されたのGP帯連続ドラマを対象に、残念ながら平均世帯視聴率の全話平均が振るわなかった順からランキングで紹介したい。
※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区
2023年ドラマ視聴率ランキング、ワースト20(民放4局、午後8~10時台)
1位『たとえあなたを忘れても』(テレビ朝日系、日曜午後10時)3.1%
2位『何曜日に生まれたの』(テレビ朝日系、日曜午後10時)3.3%
同率2位『スタンドUPスタート』(フジテレビ系、水曜午後10時)3.3%
4位『この素晴らしき世界』(フジテレビ系、木曜午後10時)3.9%
5位『だが、情熱はある』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)4.1%
6位『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系、水曜午後10時)4.2%
7位『パリピ孔明』(フジテレビ系、水曜午後10時)4.4%
8位『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系、日曜午後10時)4.7%
9位『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系、水曜午後10時)5.0%
同率9位『フェルマーの料理』(TBS系、金曜午後10時)5.0%
同率9位『ばらかもん』(フジテレビ系、水曜午後10時)5.0%
同率9位『転職の魔王様』(フジテレビ系、月曜午後10時)5.0%
13位『トクメイ!警視庁特別会計係』(フジテレビ系、月曜午後10時)5.1%
同率13位『CODE-願いの代償-』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)5.1%
同率13位『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系、火曜午後10時)5.1%
同率13位『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜午後10時)5.1%
17位『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系、木曜午後10時)5.2%
18位『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系、月曜午後9時)5.3%
19位『トリリオンゲーム』(TBS系、金曜午後10時)5.5%
同率19位『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系、木曜午後10時)5.5%
※小数点第2位以下を四捨五入
2023年1月期:冬ドラマ
ワースト1位『スタンドUPスタート』(フジテレビ系、水曜午後10時)3.3%
ワースト2位『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系、木曜午後10時)5.2%
ワースト3位『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)6.2%
1月期のワースト1位は竜星涼主演『スタンドUPスタート』で、全話平均視聴率は3.3%。15年7月期のEXILE・AKIRA主演『HEAT』と、昨年10月期のHey!Say!JUMP・山田涼介主演『親愛なる僕へ殺意をこめて』(ともにフジテレビ系)が記録した全話平均3.8%を0.5ポイント下回り、プライム帯連ドラにおいて歴代最低記録となった。
同作は、漫画家・福田秀氏が「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の同題原作の実写化。「人間投資家」として“訳アリ人材”に投資していく主人公・三星大陽を竜星が演じ、他のキャストもTHE RAMPAGE・吉野北人、乃木坂46・山下美月、小手伸也、小泉孝太郎、反町隆史、TEAM NACS・戸次重幸と豪華だったにもかかわらず、数字には結び付かなかった。
近年、フジテレビはコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)を重視しているが、コア視聴率も1%未満まで落ち込み、惨敗に終わった。
ワースト2位は菜々緒主演の忍者ラブコメディ『忍者に結婚は難しい』で、全話平均視聴率5.2%。同作は、敵対関係にある忍者の末裔同士が、秘密を抱えながら結婚生活を送るというドタバタコメディだが、オマージュしたと思われるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの共演映画『Mr.&Mrs.スミス』(05年)や、主人公夫婦の関係性が似ている綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)と比較し、「安っぽくて見劣りする」という指摘も少なくなかった。
そしてワースト3位となったのは、安藤サクラにとって民放プライム帯連ドラ初主演作となった『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)。
全話平均6.2%と物足りない結果となったが、同作が放送された「日曜ドラマ」枠は、このところ全話平均4~5%台が続いており、業界内で“死に枠”とも呼ばれている。それだけに、十分健闘したともいえそうだ。
2023年4月期:春ドラマ
ワースト1位『だが、情熱はある』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)4.1%
ワースト2位『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系、水曜午後10時)4.2%
ワースト3位『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系、日曜午後10時)4.7%
残念ながら最下位となったのは、King&Prince・高橋海人とSixTONES・森本慎太郎がダブル主演を務めた『だが、情熱はある』で、全話平均視聴率4.1%。
同局「日曜ドラマ」枠の歴代最低は、それまで全話平均4.4%を記録したKing&Prince・永瀬廉主演『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(昨年7月期)だったが、これを下回る数字となった。
ただ、放送中はTwitter(当時)上で盛り上がりを見せており、関連ワードが続々とトレンド入り。視聴率は振るわなかったものの、視聴者の“熱量”はなかなかのものだった。
ワースト2位は、同じく日テレの芳根京子主演『それってパクリじゃないですか?』で、全話平均4.2%。同ドラマは、情報漏洩の疑いをかけられた飲料メーカー“月夜野ドリンク”の開発部員・藤崎亜季(芳根)と、知的財産のプロ・北脇雅美(WEST・重岡大毅)がバディを組み、ライバル会社に奪われた特許を取り戻すべく躍起するというストーリー。この知的財産権というテーマが地味すぎたのか、視聴率が上がらないまま終了した。
ワースト3は、日曜午後10時台の新設枠で放送された清野菜名主演『日曜の夜ぐらいは…』。脚本は、NHK朝ドラ『ちゅらさん』『ひよっこ』などで知られる岡田惠和氏が担当し、鬱々とした日常を送る女性3人が一緒に買った宝くじの当選をきっかけに、カフェのオープンに向けて動き出すというストーリーだったが、全話平均4.7%といまひとつだった。
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