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羽生結弦、一部報道に直筆文で異例の反論も…離婚めぐる「疑問」消えず賛否

羽生結弦(写真/Getty Imagesより)

 プロフィギュアスケーターの羽生結弦が、一部報道に対して怒りをあらわにしたことが話題になっている。離婚をめぐる報道への“反論”とみられるが、羽生のこうした反応は異例で波紋が広がっているようだ。

 羽生は8月に電撃結婚を発表したが、11月17日に離婚を決断したと報告。素性を伏せていた結婚相手や親族らに「誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道」があったとし、離婚の理由として「お相手と私自身を守り続けることはきわめて難しく、耐えがたい」「このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」と明かした。

 この羽生の言葉によって過熱報道や一部ファンの暴走が離婚の原因になってしまったと推測されていたが、徐々に親族や関係者がメディア上で異論を展開する事態に。11月には、結婚を知らされていなかったという祖母が「やっぱりゆづは子どもですよ。だからうまく処理できなかったんだなと思います」などと発言し、叔母も「(羽生は)普通の人じゃなくなってきてる」「ゆづがもうちょっと大人だったら」などと苦言を呈した。

 さらに、発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が元バイオリニストである羽生の元妻の支援者だったという化粧品関連会社の社長による告発を掲載。同社長は、羽生が離婚時に発表した「お相手を守るため」といった趣旨のコメントについて「あれは、羽生側が勝手に出したもの。羽生は有名人だから、向こうの言い分ばかりが報じられる。『相手を守った』って、それは全部、嘘ですよ」とし、「彼女はプロのバイオリニストです。その道を捨ててまで、羽生と結婚した。『幸せにしてやれなかった』と謝罪くらいしてほしい。人間としてあまりに未成熟です」と断じている。また記事のタイトルには「羽生結弦ファミリーが〇〇〇〇〇(元妻の名前)を追い詰めた」といった気になる文言もある。

 羽生は26日、おそらくこの報道を受けてSNSを更新。公式Instagramでは「10代の頃からずっと、嘘や妄想や、出会ったことすらない関係者さんの話で記事が出ますが…面白いですね。ありったけの体力と精神と技術と、自分を、スケートに込めていきます」という直筆メッセージを公開した。

 続けて、公式X(旧Twitter)では「酷い“妄想”とか、“想像”や“嘘だけ”で記事になっててびっくりします。すごいですね。訴訟して勝ってもなにも良いことないのでしませんが」と発信。通常、公式Xはスタッフが更新しているため、羽生はわざわざ「すみません、自分(羽生結弦)の言葉です!」と追記している。

 羽生が報道に対して直筆文で反論するだけでも極めて珍しいが、Xで「訴訟して勝ってもなにも良いことないのでしませんが」と皮肉めいた言葉を記したところを見ると、いつもの彼らしくない激怒ぶりが伝わってくる。

 一般的に、こうした騒動で著名人が報道に反論すると支持が集まるもの。だが、羽生のスピード離婚については以前から「マスコミやファンに騒がれるのは結婚前から分かっていたはずでは」「いくら過熱報道があったとしても、それで一生添い遂げようと思った人と離婚する?」といった疑問の声があり、どこか釈然としない印象だった人も少なくないため、ネット上では賛否が起きている。

 今後も週刊誌などで関係者らによる「告発」が相次ぐ可能性があり、羽生にとっては悩ましい状況が続きそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/12/27 18:00
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