イチローと栗山英樹の同時出演は回避なるか――TBS『WBC特番』共演NGの裏事情
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NHKは20日、大みそかの『第74回NHK紅白歌合戦』のゲスト審査員を発表。来年の同局大河ドラマ『光る君へ』に主演する女優の吉高由里子、今年の大河『どうする家康』でナレーションを務めた寺島しのぶ、TBS系の主演ドラマ『VIVANT』が話題となった俳優の堺雅人ら8人が発表された。
そのうち、スポーツ界からは、車いすテニスプレーヤーで、今年1月に引退し国民栄誉賞を受賞した国枝慎吾さん、今年の世界陸上で金メダルを獲得し来年のパリ五輪日本代表に内定している陸上競技・北口榛花選手が選ばれた。
「今年のスポーツ界を象徴する出来事といえば、3月に開催され日本が3大会ぶりに3度目の世界一に輝いた野球のWBC。おそらく、侍ジャパンを監督として率いた栗山英樹氏らに片っ端からオファーしたはずだが、どうやら全滅だった模様。ただ、それも納得だという意見も多い」(テレビ局関係者)
その理由として紅白の裏番組があげられる。TBSは午後5時からWBCの特番『WBC2023 ザ・ファイナル』を放送。侍ジャパン公認サポートキャプテンを務めた中居正広をMCに迎えて放送し、午後6時からは約6時間の生放送。午後5時からは、これまでのWBCで脈々と受け継がれてきた“侍魂の継承”にスポットを当てて振り返る。
「まだ、侍ジャパンの関係者で誰が出演するのかが告知されていないが、おそらく、栗山監督はこちらに出演することになるのでは。思い入れのある大会となったはずで、紅白から審査員のオファーがあっても、TBSの特番を優先するだろう。6月に舞台裏に迫ったドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』は、公開期間が約1カ月ほどだったが、興行収入約15億円を突破するとみられるヒット作になった。それだけ国民の関心が高いので、TBSのおおみそか特番は思わぬ高視聴率を記録するかもしれない」(プロ野球担当記者)
一部スポーツ紙などによると、同番組では優勝を飾った2006年と09年のWBCで、日本代表をけん引したイチロー氏にインタビューし、今年のWBCで若き侍たちを支えたダルビッシュをどう見ていたのか取材するという。イチロー氏が今回のWBCについて語るのはこの番組が初めてとなる。
そして、中居はそのイチロー氏の言葉を持って今大会の優勝に貢献したメジャーリーグ・パドレスのダルビッシュ有投手にインタビュー。イチロー氏の言葉を聞いた感想、さらに09年の大会ではチームメートだったイチロー氏の背中を見て感じていたこと、立場が変わって迎えた今年のWBC、そして「侍ジャパン」への思いなどを語るというのだが……。
「てっきり、午後6時からの生放送の方でイチロー氏のインタビューが放送されると思われていたが、生放送ではないパートでの放送になりそう。生放送だった場合、スタジオにいると思われる栗山氏の反応が非常に気になるところ。というのも、イチロー氏の妻で元NHKアナウンサーの福島弓子さんは、かつて栗山氏と交際していた過去がある。テレビ局は気を使ってかイチロー氏と栗山氏のいかなる場合でも“共演”はNGなので、さすがにTBSも回避した模様。イチロー氏が今大会に関する仕事を受けるはずもなかった。インタビューでもさすがに、栗山氏のことは聞かないだろう」(同)
いずれにせよ、同番組のイチロー氏のインタビューでの発言が注目される。
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