【推しの子】実写化報道でファンから不安の声…「キングダム、岸辺露伴など最近は成功多い」との指摘も
#推しの子 #実写化
アニメ化もされた人気コミック『【推しの子】』(原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ/集英社)が実写化されると報じられ、ネット上のファンが騒然となっている。多くの実写化作品が悲惨な結果になった歴史を踏まえ、不安の声が目立っているが、今作については意外にも期待するファンが少なくないようだ。
『【推しの子】』は、産婦人科医の男性が何者かに殺害され、推していたアイドル・星野アイの子ども(通称アクア)として転生し、ある事件の黒幕を探すために芸能界に潜り込むというストーリー。今年4月から放送されたアニメ版第1期が大きく人気を押し上げ、YOASOBIが手掛けた主題歌「アイドル」も大ヒットとなった。
同作の実写化は、25日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が報道。記事によると、同作の実写化は東映とAmazonプライム・ビデオがタッグを組んだ大プロジェクトで、映画とオリジナル配信ドラマを制作するという。主人公のアクア役は、Mr.Childrenの桜井和寿の息子で俳優やミュージシャンとして活動する櫻井海音が務めるとし、ロケ現場の写真が掲載されている。
また、記事によると主要キャストしては元乃木坂46の齋藤飛鳥がアイ役、元=LOVEの齊藤なぎさがアクアの双子の妹ルビー役を担当。さらに、あのが人気YouTuberのMEMちょ役、原菜乃華が元天才子役の有馬かな役に選ばれたとされ、金子ノブアキ、茅島みずき、なえなのらもキャスティングされているという。
これに対して、ネット上のファンからは「推しの子実写化とか本当に勘弁してくれ、失敗するとしか思えない」「進撃の巨人の悪夢がよぎる」「目の表現どうすんのとか、実写化なんて課題しかない作品なのになに考えてんの」「実写化の闇と被害者を描いている作品が実写化されるとか皮肉でしかない」などと否定的な意見が多く飛び交った。
『進撃の巨人』『ドラゴンボール』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』『デビルマン』『斉木楠雄のΨ難』『鋼の錬金術師』など、過去に酷評された実写化作品を例に「また残念なことになるのでは」と心配する人が多いようだ。また、原作では漫画家の吉祥寺頼子の作品が実写化されるも、大人の事情で「女性視聴者狙いで演技力のないイケメンモデルを主要キャストにねじ込む」「原作にいないオリジナルキャラクターを登場させる」「尺の都合でストーリーを圧縮して超展開になる」となった結果、作品のひどいデキに失望するというシーンがあり、それがリアルで再現されるのではと危惧するファンもいる。
その一方、実写化の大半が失敗していたのは過去の話で、近年は成功例が多くなっているとして期待するファンもいるようだ。SNS上では「最近は、実写化は成功している例の方が明らかに多いのに」などと指摘され、実写化が成功した漫画の例として『キングダム』『岸辺露伴は動かない』『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚』『東京卍リベンジャーズ』『銀魂』などが挙がっている。
また、配信ドラマとしてはNetflixで『ONE PIECE』が世界的にヒットし、同じNetflixで当初は「絶対に実写化したら失敗する」といわれていた『幽☆遊☆白書』もバトルシーンなどの評判がいい。Netflixで人気シリーズとなった『今際の国のアリス』も漫画の実写化作品だ。単に映画化やドラマ化であれば「しょぼい作品になってしまうのでは」という懸念があるが、今作はNetflixと同じ外資系のAmazonプライム・ビデオが絡んでいることで潤沢な予算が想定され、それも期待の声が少なくない要因になっているとみられる。
ただ、今作のキャラクターは「二次元だから成立する」という魅力や特徴が目立つのも事実で、実写でそれを表現するためには、キャストに高い演技力が求められるだろう。そうした事情から、今後も不安と期待の声が入り混じった状況が続きそうな気配。いずれにしても、近いうちに実写化が正式発表されることがあれば、さまざまな意味で大注目作となるのは間違いなさそうだ。
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