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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > NiziU、紅白の曲目が物議…今年の活躍スルー?

NiziU、紅白の曲目が「Make you happy」で物議…今年の活躍スルーにファン反発

『第74回NHK紅白歌合戦』キービジュアル

 大みそかに生放送されるNHK『紅白歌合戦』の曲目と曲順が発表され、年末ムードが高まってきた。ファンにとっては推しアーティストの晴れ舞台となるが、一部の選曲に疑問の声が沸き起こる事態となっている。

 今回の選曲で最もファンの不満が大きいのが、4回目の出場となるガールズグループ「NiziU」だ。2020年の初出場時は縄跳びダンスがブームになったプレデビュー曲「Make you happy」、2021年は「Take a picture」、昨年は「CLAP CLAP」と毎年違う曲を披露してきたのだが、今年は再び「Make you happy」を歌うと発表された。

 これに対して、SNS上のファンからは「紅白の選曲、NiziUがMake you happyなのはなんで?まだそれ歌う?」「今年はドラマに楽曲提供したり、 韓国デビューしたりいろいろあったのに、またメキハピを歌わされるとは」「紅白側の選曲だったらセンスなさすぎ」といった批判的な意見が続出。今年のNiziUの楽曲としては、映画『ドラえもん のび太と空の理想郷』の主題歌になった「Paradise」や、MVにStray KidsのFelixが友情出演したことでも話題になった韓国デビューシングルのリード曲「HEARTRIS」、日本テレビ系ドラマ『こっち向いてよ向井くん』の主題歌に起用された「LOOK AT ME」などがあるが、そういった活躍がNHK側に「スルー」されたと感じたファンが少なくないようだ。

 ネット上では、2007年から『紅白』で「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」を交互に歌い続けている石川さゆりなどを引き合いに「ヒット曲を何度も歌うのは珍しくない」といった意見もあるが、ポップス系のアーティストは演歌系と印象が異なり、同じ曲を何度も歌っていると「一発屋」「過去の人」のように見えてしまうとの指摘がある。また、4年連続で「女々しくて」を歌ったゴールデンボンバーのように、同じ曲を歌い続けているといずれ『紅白』の出場者選考で落選してしまうのではと危惧する声もあるようだ。

 ファンにとって納得がいかない選曲はこれだけでなく、初出場の3人組バンド「Mrs. GREEN APPLE」の歌唱曲が今年ヒットした「ケセラセラ」や「Magic」などではなく、なぜか昨年のシングル「ダンスホール」であることにも疑問の声が。カウントダウンライブ会場から中継で出演する予定と伝えられているPerfumeは、2010年のシングル「ねぇ」のカップリング曲である「FAKE IT」を歌唱するが、同曲はライブで盛り上がる鉄板曲としてファンに知られているものの、一般的な知名度はあまりないので「なぜこの曲?」と賛否が起きているようだ。

 NiziUの曲目が「Make you happy」になったのは「みんな知ってる曲を歌ってほしい」という制作側の意図があるのかとも思えるが、その一方でPerfumeはファン以外には知名度のない曲になっているため、演出にしてもチグハグ感がある。Mrs. GREEN APPLEに至っては、今年の曲である「ケセラセラ」や「Magic」と昨年の曲「ダンスホール」に大きな知名度の差があるとは思えず、ファンは釈然としない部分がありそうだ。

 また、別角度からの批判としては、特別企画で伝説のロックバンド「クイーン」がアダム・ランバートをボーカルに迎えて世界的名曲「Don’t Stop Me Now(ドント・ストップ・ミー・ナウ)」を披露するが、視聴者から「いつもの変な余興に時間使わずにクイーンにもっとやってもらったらいいのに」「クイーンが1曲だけっておかしいでしょ」といった指摘が散見される。出場ゼロになった旧ジャニーズ勢に代わって、若者層以外にはあまりなじみのないK-POP系グループが増加したことを疑問視する人も少なくないようだ。

 今年は旧ジャニーズ勢が消えたことで演出や出場者選考に苦心した部分があるのだろうが、はたして老若男女に支持される『紅白』となるのだろうか。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/12/26 18:00
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