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『インフォーマ』続編がついに登場!大晦日にはコミックもスタート

『インフォーマ2  ヒット・アンド・アウェイ』

ドラマ化もされ、大きな話題になった小説『インフォーマ』(サイゾー文芸)の続編『インフォーマ2 ヒット・アンド・アウェイ』が発売された。今回は、海外やSNSにも舞台を広げ、新たな難敵も登場。木原と三島の名コンビに加えて、魅力あるキャラクターが続々と登場する。同作が今後、映像化も含めてどんなマルチな展開を見せるのかも注目だが、まずは前作をベースにしたマンガが12月31日からスタートする。活字の世界を離れて、魅力を増幅し続ける『インフォーマ』。作者の沖田臥竜氏が、『インフォーマ』に染まった1年を振り返る。

ドラマで始まり、コミックで締める1年

 『インフォーマ』で始まり、『インフォーマ』で終わろうとしている。

 今年1月にドラマ『インフォーマ』(カンテレ)が始まり、話題となった同作はNetflixで全世界配信されることになった。またその原作小説の続編となる『インフォーマ2』が12月22日に発売され、大晦日には長らくお待たせしてしまったマンガ『インフォーマ』が小学館の電子コミックサイト「マンガワン」でスタートとする(以下のポストを参照)。

 本当に手前味噌ですまないが、マンガ『インフォーマ』は業界内で、すでに相当な話題になっている。それくらいクオリティの高い出来栄えとなっているのだ。

 今年を振り返れば、去年からずっと監修に入っていたハリウッドドラマが無事に6月にオールアップした。また、詳細はまだ言えないが、現在、撮影中の映画を手伝い,友達の大物YouTuberが制作する映像作品の脚本も2本書き下ろし、返す刀で小説『インフォーマ2』を書き下ろしていた。それだけではない。同時進行で来年2月29日に角川春樹事務所から発売する小説『ブラザーズ』を書いていたのである。そして、まだあるぞ。現在、連載中のマンガ『ムショぼけ』(秋田書店)の原作も絶賛、書き下ろしている。

 他にリリースはまだ先だが、来年にはみなさんが期待してくれている作品についても発表できる予定だ。

 他にも仕掛けている企画や進行中の仕事があって、人それぞれ忙しさは違うだろうが、私の中ではもしかして過去いちの忙殺される日々を送っているのではないだろうか。

 その忙しさは、望んでいた未来なので、実際、嬉しい悲鳴と言えるかもしれない。来年もまた、バンコクへと行かなくてはならないし、プライベートはほぼ剥奪された状態だが、だからこそ、社会の底辺にいた頃に思い描いていた今の場所に立てているのだと思っている。

 10代の頃から仕事なんてまともにしたことがなかった私だが、人間、変われば変わるものだ。今の姿は、昔の自分では考えられない。だけど、私が変わった理由というのは確かにあって、それは25歳のときに小説家になるという夢が見つかったからだろう。多分そこから私の戦いは始まったのだ。それまで努力とは無縁の生活を送っていた私が、小説家になるために、寝る間を惜しんで、読む、書く、写すを繰り返すような、考えられないような時間を過ごしてきた。

 諦めるのは、もちろん簡単だった。だけどペンを握り続けることをやめなかった。そのことだけは、私が1番理解している。もしも途中で諦めていれば、『ムショぼけ』も『インフォーマ』も生まれていない。

 人間関係にしてもそうだ。ペンを握ることをやめなかったから、多くの出会いがあった。

 私はあくまで裏方の仕事なので、表に出るのは好きじゃないのだが、自分の好きとか嫌いとかどうでもよくて、作品を世に出すためには、なんだってやってきた。物語を生み出すは、とにかく辛く苦しい作業だが、それでも書き終わるとまたどこかで、新たな作品を生み出したい自分がいて、それは多分、この先も続いていくだろう。

 発売中の『インフォーマ2』、そしてマンガ『ムショぼけ』、マンガ『インフォーマ』。よく働けた一年でなかろうか。

 来年はもっと忙しい毎日になったらよいなと思っている。

 今年の終わりに、インフォーマで染まれ。

(文=沖田臥竜/作家)

『インフォーマ2  ヒット・アンド・アウェイ』 
沖田臥竜・作/サイゾー文芸・刊/1400円+税
amazonなどネット書店、全国書店で発売中

政治経済、芸能界はもちん、裏社会の情報にまで精通する「インフォーマ」を名乗る木原慶次郎と週刊タイムズ記者の三島寛治が再び巨悪に挑む。
今回の相手は、SNSを駆使して日本中で犯罪を繰り返す新手のマフィア組織。その拠点があるタイ・バンコクへと2人は向かうが、真の敵として浮上したのは意外な人物だった――。
元ヤクザにして豪放磊落な木原と取材能力よりも厄介を招く才能に長けた三島が下りなす「クライムアクション小説第二弾」

作家・小説家・クリエイター・ドラマ『インフォーマ』シリーズの原作・監修者。2014年、アウトローだった自らの経験をもとに物書きとして活動を始め、小説やノンフィクションなど多数の作品を発表。小説『ムショぼけ』(小学館)や小説『インフォーマ』(サイゾー文芸部)がドラマ化もされ話題に。最新刊は『インフォーマ2 ヒット・アンド・アウェイ』(同)、『ブラザーズ』(角川春樹事務所)。調査やコンサルティングを行う企業の経営者の顔を持つ。

Twitter:@pinlkiai

最終更新:2023/12/26 17:17
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